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「精神科薬物療法を語ろう」精神科医からみた官能的評価

「精神科薬物療法を語ろう」精神科医からみた官能的評価
からの抜書き
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海馬扁桃核と関連するてんかんの場合に、
エクセグランを出すと、
イライラ、攻撃性が高まり、
そのまま精神病にまで至る人がいる。

全般性てんかんの人に
エクセグランを出した場合はそのような事は起こらない。

左半球に病巣がある局在関連てんかんの人に
トピラを急速大量投与すると
bradyphrenia (とても反応がゆっくりになること)が起こる。
ゆっくり入れると起こらない。

側頭葉てんかんでは
アレビアチンで攻撃的、
テグレトールに変えて、ツンツンしなくなる。

エクセグランで粘着性と攻撃性が高まることがある

てんかんの情緒不安定の人にホーリット

ADHDにもホーリット

てんかんの薬は近視がメガネをかけるのと同じ
あくまでも道具
自分が侵食される感じはない

化学物質が自分の主観に作用を及ぼすということの不気味さ

「自分の力でどうにかなりませんか?」

自転車から降りると発作が起こる
乗っている間はいい。緊張しているから。
車はだめ。緊張し続けられないから。

難治性の双極性にリボトリールが効く

テグレトール、リボトリールで薬を減らせる

テレビで言えば
抗うつ剤や抗精神病薬は画面のつまみを回している。
抗てんかん薬は電源を入れるとか切るとか、そのあたりで効いている。

リボトリールが効くのは天才
感性が優れている
芸術的才能がある


リーマスが効く人はお人よし、一緒に酒を飲みに行くにはいい

双極スペクトラムの人は窮屈な状態で我慢すると波が大きく揺れる

中学時代が一番窮屈 中学で登校拒否などになる

過剰活動が生きる上で心地よい
過剰活動にリボトリール

善意で行っているのだが、
みんなとペースが合わないから
自分勝手などと言われる

やらなくてもいいことまでやってしまう
双極性の人

不安で立っていられないと言ったら
しゃがんだら不安はどうなるかを聴く
しゃがむことが対処行動になるのか聴く

根掘り葉掘りではない。
患者は「良くぞ聴いてくださった」と思う。

「何があなたの病気をよくしたようですか」
と聞いてみる

よくなった理由。
そこに一番いいデータがある。

悪くなった理由をみつけるのはあら探し

発作的とか突然とか断裂のあるときはフラッシュバックではないかと考える

「忘れてしまっていたいことが、突然噴出することはありますか」
「そのときに死にたくなるのですか」
と聞く。

フラッシュバックが確定できると、
それを足場にして、「何かあったのではないですか」と聞く。

落ち着いて振り返ればトリガーを発見できる。

隅の方に追いやっておきたいことが突然噴出してくることがあるのです

フラッシュバックのコントロールがPTSDの第一段階
フラッシュバックをコントロールできないと先に進まない

自我違和的な症状として本人が語っている場合、
それを「考え方の癖」と返されたら、突き放されたように感じる。

些細なことで批判されると全人格を批判されているように感じてしまう人にとっては
「その考え方の癖を直していくことが大事ですね」ということは
些細な批判であり全人格を批判されているように感じる言葉。

言葉の細かいニュアンスを使い分けることができる

「あなたがそのような状況になっている瞬間に、
そこに私がいれば、
もう少しあなたの助けになるかしら」神田橋

診察室でその状況が起これば、
もっと細かく話し合えるけれど
あるいは
今までにあったんじゃないかな
Here & Now の原則

左巻きの世界に入っていて苦しい

「あなたの中には、なぜかよくなっていくという、
何か生体の力があるんだね」

「努力でよくなる、工夫でよくなる、治療でよくなるということ以外に、
なぜかよくなるという自然回復の力があるんだね」

自殺の予防になる

口内炎 半夏瀉心湯 茵蔯蒿湯(いんちんこうとう)

六君子湯 舌に葉形

四君子湯は苔がない 六君子湯は苔がある

家族の世話で参っている人には柴胡桂枝乾姜湯 
寒がりなら柴胡桂枝乾姜湯

行動化があったら人格障害というのも短絡的

自分にしかできないことがある・・・自己愛的な病理

双極性の人たちは人々にサービスする
そういうことができる自分を愛している
無邪気な自己中心性

(この種のサービスと対他配慮は別のもの)

ベンゾジアゼピンの脱抑制
抗うつ剤で刺激して持ち上げているための逸脱行為

内省心理療法でかき回された人は人格障害の状態になる

分析は双極性を境界例にする 治療の副作用

フラッシュバックに四物湯と桂枝加芍薬湯の合方が特効的に効く
あるいはエビリファイ3ミリを2錠 またはオーラップ1ミリを1錠

突然興奮するる施設の子供 オーラップ1ミリの1/4

ぴったりの言葉を見つけてあげることが精神療法

それはこういうこと? はい それで終わり
(言葉を見つけてあげる)

四物湯と四君子湯でほぼ十全大補湯

おなかが悪い人には桂枝加芍薬湯に水あめを入れた小健中湯
いらいら神経質には桂枝加竜骨牡蛎湯
いらいら+ラッシュバック → 桂枝加竜骨牡蛎湯+十全大補湯

四物湯は地黄が入っているので、よく効いて不要になると、必ず胃が悪くなる。
胃が悪くなったら四物湯は使えない

エビリファイで眠れないときはセロクエルを加える

柴胡加竜骨牡蛎湯 
便秘している人は大黄の入っているオオスギの12番
便秘していない人は大黄の入っていないツムラの12番

安心できる場所ではくすりの効きがよくなる
アルコールと同じ

自分で決めて飲もうと思って飲むことの大切さ

家族の中に波のある人はいるかな?

絆のイメージ

波乗り

波があることを受け入れる
鬱のときにがんばりすぎると躁が起こる
鬱の波のときは台風が通り過ぎるのを待てばいい

面接のテンションを高くすると薬が増える

怒り、多愁訴・・・抑肝散、加味逍遥散
フルメジン 1ミリの1/4から1/2

怒りは抑肝散
多訴は逍遥散

先輩たちと相談しながら治療する

振り回されてはいけないのではなく
振り回されている自分を見つめることができればいい
それが中立性だ

快楽というより
無力に対するコーピングだと思う

薬を危険なものと位置づけるコンセンサス
医者と患者の間で

中安症候群で
ドグマチール、フルメジン、ジブレキサ

リスパダール アクセルなのかブレーキなのかわからない

パラノイアにリスパダール(でもパラノイアの人が服薬してくれるのかな?)

ルボックスは太陽 リスパダールは北風

セレネース静注でパーキンソン症状が出ない

台先生のものさし落下テスト
バウムテストの新しい定量化

セロクエルは感情障害に非常にいい薬
寝る前に100ミリ

中安症候群にセロクエルを使うと家庭内暴力が起こりやすい

セロクエルとともにテトラミドの眠気もいい眠気

老人のせん妄にプロピタン25ミリ
抑肝散加陳皮半夏
酸棗仁湯 2包まとめて
「寂しい」感じが強い人にはルジオミール

老人にはルジオミールとデジレルとテトラミド

デジレルは賦活しないからいい

グラマリール 眠前50ミリ

ガスターで起こっているせん妄もある

浣腸して取れるせん妄もある

昼間に感情障害の人がイライラしたときに、
ベンゾジアゼピンを使えば必ずアディクションになりますから、
セロクエル25ミリの半分か、
レボメプメマジン5ミリの半分を使う

マイナーはリストカットの誘導薬

統合失調症の精神病世界が収まりつつあるときに出てくる確認強迫に一番いいのはルーラン

確認、こだわり、自閉のこだわり にルーラン

過食嘔吐にコントミン少量 10ミリくらい
粉で毎食後に3-3-3くらい

病期やステージ分類を無視した話は荒っぽい

幻覚妄想の前の世界変容感にセレネース

八重山では投与量が多い
八重山にはうつがいない

躁病の鎮静薬としてヒルナミンを使うと退行が起こる
ヒルナミンは退行療法に使われる
大人が赤ん坊にかえって哺乳瓶を吸っている

単極型うつにヒルナミンを使う 退行させて抱え込むそれから抗うつ剤を出す
すると初期の自殺を防ぐことができる

死にたい人に意欲を出させたら死んでしまう

石垣島は単極性うつはいなくて双極性が多い

鹿児島で双極性が多い
強迫性は少ない

強迫性障害では強迫症状によってアグレッションが抑えられているので、
ルボックスで抑制を解除するとアグレッションが露呈する

 



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