精神症状と身体症状
この図で、矢印方向に症状が進行する。
一番下の矢印の場合には、最初身体症状があり、精神症状が出て、
再び身体症状を経て、治る。これが典型的。
真ん中の矢印の場合、精神症状の期間は短い。
一番上の矢印の場合、精神症状はなく、身体症状のみである。
そのような場合もある。
昔から有名な説。
悩みの正体
悩んでいるとする。
答えが出ないから、考え続ける。
ぐるぐると回っている。
でも、決着がつかず、悩み続けている。
本を読んだりしてもますます問題が広がる。
昔の人も悩んでいたのだと分かるだけで、
解決はない。
そんなときは、悩みの正体を書きとめる。
手帳を開いて、今日のページに、いま抱えている悩みを全部書き出す。
どんな細かいことも、漏らさずに書く。
一週間に一回くらい、書く。
書いてみると、実はそんなに多くはないことが分かる。
あまり変化しないことも、分かる。
そして、それぞれの問題について、どうすればいいかも、ほぼ見えていることに気付く。
解決できることは解決する。そして、それはたいてい、解決している。
解決できないことは待つしかない。
その分類をしたら、あとは待つしかない。
待つ時間に、悩むのがいいだろうか?
いや、待つ時間も人生を生きた方がいい。
旅に出て、途中で電車が止まったら、
悩んでいないで、そのあたりを歩いて、
面白いものがないか、探してみればいい。
止まった電車を嘆いていても無駄というものだ。
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実は、
私は悩んでばかりいて、
悩み方を研究したから、
いまのような仕事になったようなところもある。
そのような悩み方もある。
悩むことを人生の内容そのものにしてしまう、
そのような解決もある。
おすすめはしない。
悩むのではなく、悩み方について研究することにして、乗りきったのだろう。
とりあえずタフになる一点集中
タフになる方法を考えているが、
ひとつは、タフになる方法を考えている暇があるからいけないのであって、
目の前にあって、集中しなければならない課題をひとつ決めて、
取り組むのがよい。
どうしたらタフになれるだろうという悩みは、
目の前にある困難をどのようにして乗りきろうかと考える悩みとは、
次元がひとつ違う。
「メタ悩み」といってもよいような性質のものだ。
だいたいそんな悩みを悩んでいいことはない。
困難は、具体的に解決するしかない。
悩んでいる自分を悩まないように改造したところで、
仕事がはかどるわけではないのだ。
それよりも、具体的な、目の前の課題に取り組むことだ。
具体的なスキル。
その積み重ねが、タフネスにつながる。
いい職人は、言葉少なく、仕事に向かっているではないか。
黙々と仕事に向かうしかない。
自分の疲れに無自覚または否認
うつになるひとつのメカニズム
(しかしあまり多くはないメカニズム)は、
自分の疲れに無自覚だということだ。
自分が疲れていると感覚できれば、
それ以上無理はしないですむだろう。
自覚できなければ、ますます疲れるだろう。
サーモスタットの壊れているこたつみたいなもので、
どんどん熱くなってしまう。
足の感覚神経に障害をもつ人が、
足をあちこちにぶつけて怪我が絶えないようなものだ。
ある種の性格障害の人が、
何度でも自分の心を傷つけてしまうようなものだ。
無理に休養をとってもらって、
やっと、自分がどんなに疲れていたか、納得する。
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あるいは、心理メカニズムとしては、否認もあるのだろう。
疲れていることを認めたくない、
疲れを認めたらもっと重大な心理的危機が待っている、
そんな場合もある。
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結局、疲れに無自覚な場合、心療内科には来ない。
自己啓発系の本を読む。
鍛え始める。
あるいは、医者に行くとしても、身体科に行く。
心療内科のお医者さんとしては、診察室に来たということは、
一応、自分の疲れを自覚しているのだから、
そこから話を始めればいい。
そうではない、周囲の人とか、身体科のお医者さんは、
かなり困るだろうと思う。
部下・同僚の不調に気付くポイント
部下・同僚の不調に気付く方法
上司の目から見て、
次のようなことが見られたら、
まず声をかけること。
遅刻・早退
欠勤(特に休み明け)
能率低下・その結果の残業
ミス・事故
泣き言をいう
やめたいと言い出す
特に、
睡眠がとれているか、
休日に疲れがとれているか、
食事はとれているか、
声をかけてみましょう。
The Right Brain vs Left Brain test
http://forum.4shared.com/viewtopic.php?t=6887
どうぞお試しを。
確かに、右回りのときと、左回りのときがあります。
I always seen clockwise.
sometime is anticlockwise.
how about you
と書いてありますが、私の場合は逆で、おおむね、anticlockwise、
そしてときに、clockwise
それが右脳、左脳とどう関係しているかは、
わたしには不明です?
でも、不思議です。
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I always seen clockwise.
sometime is anticlockwise.
って、
変な英語ですが、分かりますよね。
分かるのが、私には、不思議です。
文法に反していても、分かるということは、
文法よりも深い、人間の脳の普遍的な規則にしたがっているということだろう。
だとすれば、何故、それが文法そのものにならないのだろうか?
そのような、「普遍文法」こそが、文法となるべきではないのだろうか?
あたらしいページ
クリニック解説のページが、縦にスクロールするものだから、
一覧性に乏しく、何がどこにあるかますます分からなくなり、不満だった。
縦スクロールを使わずに、小さな画面を切り替えていくタイプのものを作りたくなって、
試作してみた。
http://www17.ocn.ne.jp/~ssn1121/2007/index.html
結局、うまくはできないものだ。
微妙な色加減とか、
丸いボタンを使ったり、
マウスを載せるときれいに変化したり、
理解はしていても、自分なりに作ると、
こんな程度でいいじゃないかと思ってしまう。
Flashも使えば楽しいけれど、
動かして楽しい写真もないから、
やめた。本質的な情報が増えるわけではないし。
使っているブラウザによって違いもあるようだが、
素人なのだから、そんなものには対応できない。
SEO対策なんか、どうしようもない。
土台、独自ドメインを用意することさえしないのだから、
論外のようだ。
アロマオイルについて
アロマセラピーもすっかり定着してきた。
むかしクリニックでアロマオイルを使い始めた頃は珍しがられたものだった。
困ったことに香りにはだんだん慣れてしまうもので、
毎日一日中診察室にいると、香りを感じなくなる。
知らないうちにだんだんきつい香りになってしまうようだった。
ラベンダーが基本だけれど、
ときにシトラス系を加えて、気分を変える。
最近は無印良品でだしている、
「ティートリー」とラベンダーを交互に使う。
個人的には、お香の香りが好きで、自宅ではよく使う。
白檀。アロマオイルよりは高価。
しかし、クリニックでは、なんだかお寺さんみたいで、
よくないかと気にして、使っていない。
ラベンダーは栽培がとても簡単でよく増える。
富良野のラベンダーをもらい受けて、
ずっと増え続けている。
葉っぱをこするといい香りがする。
自分で使うには慣れの問題があるのだが、
お客さんをおもてなしするにはいいかなと、
最近は思っている。
香水の香りの複雑さが好きだ。
時間が経つに連れて変わる。
香水も、軽くオリエンタルな系統がいいのだけれど、
自分では使わない。
新橋サラリーマンの定番、アラミスは、
実は好きだ。
アラミスの石鹸を使うと、ちょうどいい。
最近はラルフローレンの定番ものが好きだ。
昔のジャガーが好きだったけれど、最近は見かけない。
瓶が変わって、中身も変わったようだ。
カルティエはデクラレーションが好きだった。
ブルガリのオムは残ったまま。
インターネット通販で安く買えるので驚いてしまう。