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うつ病自殺の労災認定

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うつ病自殺の労災認定 「激務と上司の暴言」大阪地裁

2007年11月12日(月)22:05  

 会社員男性(当時47)がうつ病になって自殺したのは、業務の激増や上司の暴言が原因だとして、近畿在住の妻が国を相手に労災の不認定処分取り消しを求めた訴訟の判決が12日、大阪地裁であった。山田陽三裁判長は「上司から『できが悪い』などと言われてうつ病が悪化し、自殺に至った」と判断し、処分を取り消した。

 判決によると、男性は水道施設管理会社「日本ヘルス工業」(東京)の浄水場所長だった02年9月、営業部門のサービスセンター長兼務を命じられた。部下の数が10倍以上になり、1カ月の時間外労働も12時間近く増加。同11月ごろ、うつ病を発症した。同11日、上司が社内の宴席で、男性について「できが悪い」「何をやらしてもあかん」などと発言。男性は翌日、宿泊先のホテルで飛び降り自殺した。

 奈良労基署は04年、男性の自殺と業務との因果関係を認めず、妻の請求を退けていた。

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「業務の激増」や「上司の暴言」のない職場を探す方が難しいくらいだろうな、現実は。皆さんも自分を守りましょう。

「1カ月の時間外労働も12時間近く増加」なら、ほとんど増えていないと感じるくらいだが、多分、記録外のサービス残業があったのだろうと思う。



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メンタル健康診断の必要性

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鬱病 働き盛りに急増中 対応遅れで長期化 心も「健康診断」必要

2007年10月24日(水)03:32 

  30代、40代の働き盛りに増えている鬱病(うつびょう)。重症化すると本人がつらいのはもちろん、企業にとっても大きなデメリットとなるだけに、予防や早期発見が求められる。そのため従業員の「心の健康」対策として「EAP」と呼ばれる支援プログラムを導入する企業が増えている。体と同じように心の健康診断を定期的に行い、鬱病などメンタル疾患の重症化を防ぐのが狙いだ。

                   ◇

 情報システム会社に勤務するIさんは、心療内科医との面談で3カ月の自宅休養を指示された。鬱病が強く疑われたためだ。Iさんの会社は同年4月、同業企業と合併。職場環境が大きく変わった山田さんは、1カ月後に仕事上で大きなミスをし、新しい上司に強く叱責された。この後、不眠や食欲不振などの症状が続いた。

 ミスをしてから約3カ月後、異変に気づいた元上司のすすめで心療内科を受診し、鬱病がわかった。

 企業合併や成果主義の導入など、働く人の環境が様変わりする中、山田さんのようなケースは珍しくない。山田さんの場合は自殺など最悪の事態にまでは至らなかったが、鬱状態になってから医師に相談するまで3カ月が経過しており、回復にも時間がかかった。

                   ◇

 EAPを開発・運用する担当者は「鬱病は対応が遅れると、それだけ回復にも時間がかかる。ただ、初期の場合、家族や職場の同僚が気づかないことも少なくない」と指摘する。

 EAPは、従業員全員に対して定期的にストレステストを実施。「何でも話せる友人がいる」「上司は困ったとき話を聞いてくれる」など約100の質問項目にこたえてもらい、ストレスの高さを測定。要対応者を選別する。メールや面談でのカウンセリングを通じて本人に自身の状態に気づかせ、医療機関の受診を促し、重症化する前に治療に結びつける。

 「一般的に要対応者として選別されるのは約1割。そのほとんどは自覚がないが、早期対処で病的な状態になるのを防ぐことができる」という。

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 N空港株式会社は平成17年からEAPを提供するアドバンテッジ社と契約した。総務部厚生労務グループのマネジャーは「メンタル疾患に対して社員全員が興味をもってくれるようになったのが一番の成果。病気に対しての認識が高まれば、『寝付きが悪い』などの症状が続いたときに、『医師に相談してみよう』と早期の対応につながる可能性が高い」と評価する。

 「メンタル疾患を自発的に相談する人はまずいないといってもいい。体と同じように心も定期的にチェックして、状況を確認するとともに、医療的な見地からの判断と介入が不可欠だ」と話している。
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こうした必要性は、法律の要請もあり、明らかに自覚される方向に向かっている。

生産性向上のためのメンタル管理というとなんだか絶望的な感じがするけれど、
元気で働き続けるための制度と考えたいものだ。

「メンタル疾患を自発的に相談する人はまずいないといってもいい」などと言っているが、最近はそんなことはない。

定期的にストレステストを実施、約100の質問項目にこたえてもらい、という紹介があるが、これは原始的な方法で、会社に知られたくない人は、当然、嘘を書くのだ。こんなものでメンタル管理ができるはずはなく、何かあっても、「会社として制度を整えていたので、責任はない」というだけのためにやっているのだろう。

100項目のストレスチェックではなく、同じ職場で働いている人間同士が、お互いのことに敏感になること、そして自分の状態を自分で管理できるようになることが根本的だろう。



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ドラールとマイスリーのジェネリック薬

ホームページの検索語報告を見ると、
マイスリーのジェネリックを調べている人が案外多い。

ドラールはジェネリックが発売されていて、
薬価は以下のとおり。
あまり安くなっていない。

ドラール錠15 錠 132.5 - 田辺三菱
クアゼパム錠15mg「MNP」 錠 92.8 後発 日新
クアゼパム錠15mg「YD」 錠 92.8 後発 陽進堂
クアゼパム錠15mg「アメル」 錠 92.8 後発 共和薬品
クアゼパム錠15mg「トーワ」 錠 92.8 後発 東和薬品
クアゼパム錠15mg「日医工」 錠 92.8 後発 日医工
ドラール錠20 錠 157.4 - 田辺三菱
クアゼパム錠20mg「MNP」 錠 110.2 後発 日新
クアゼパム錠20mg「YD」 錠 110.2 後発 陽進堂
クアゼパム錠20mg「トーワ」 錠 110.2 後発 東和薬品

米国で2007年4月にAmbien®(マイスリー) IRの特許保護が満了し
と記事に見えるが、日本の特許期間また別。

ドラールとマイスリーは日本での発売時期はあまり変わらなかったので、
そろそろと思うが。
そんな期待があって、検索があるのだと思う。
こんどアステラスに聞いて、報告する。

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実際聞いてみたところ、マイスリーのジェネリックはしばらく予定はないだろうとのこと。
ドラールと発売時期は近いかもしれないが、承認申請してから認可まで、
マイスリーが早く、その分、特許保護期間は長いのではないかとのこと。
などでした。

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処方せんに2006年度新設された様式では、医師署名欄で「後発薬に変更可」の場合にサインすることになっている。
今度は、後発薬に変更するべきでないと判断した場合のみ「変更不可」にサインするよう見直す案だという。銘柄指定が「例外的」となり、患者は薬局窓口で希望すれば、後発薬に替えられる。

でも、そういうからには、後発薬の品質管理をきちんとしていないといけないが、現状ではどうだろうか?

明治、エーザイ、東和などはなんとなく大丈夫のような気がしている。

名前が混乱するのも、よくない。面倒くさいというのはまだ我慢するとしても、
偶然間違えてチェックがきかなかったら、どうしようもない。

ハルシオン0.125mg錠 錠 12.3 - ファイザー
ハルラック錠0.125mg 錠 6.4 後発 富士薬品
トリアゾラム錠0.125mg「EMEC」 錠 6.4 後発 サンノーバ
パルレオン錠0.125mg 錠 6.4 後発 大洋
ハルシオン0.25mg錠 錠 17.4 - ファイザー
アサシオン0.25mg錠 錠 7.4 後発 長生堂
アスコマーナ錠0.25 錠 6.4 後発 日新
カムリトン0.25mg錠 錠 6.4 後発 寿
トリアラム錠0.25mg 錠 6.4 後発 小林化工
ネスゲン錠「0.25」0.25mg 錠 6.4 後発 辰巳
ハルラック錠0.25mg 錠 7.4 後発 富士薬品
パルレオン錠0.25mg 錠 6.4 後発 大洋
トリアゾラム錠0.25mg「TSU」 錠 6.4 後発 鶴原
ミンザイン錠0.25mg 錠 6.4 後発 日医工
(この一覧表はちょっと古いと思う。インターネットは、情報の時間指定があいまいなことが多い。)

一般名+規格+メーカー名 で統一したらいいだろう。
トリアゾラム0.25mg日医工 でいい。

提案されているような、後発医薬品原則変更可能は、まだ早いと思う。
効き方が本当に同じか、確認しないといけない。

現状の方式であれば、メーカーごとのばらつきあったとして、
それを踏まえたうえで、お医者さんが選定できる。
ちょっと効きが早いやつとか、お腹を少しくだす傾向のあるやつとか、
注意して選ぶことができる。
(今のところそんなにひどいジェネリック薬にあたったことはないけれど。)
だから、患者さんに不利益は起こらない。



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