感情労働は芯から疲れる
労働には肉体労働と頭脳労働がある。
「肉体労働」は体を酷使して疲れる。
「頭脳労働」はストレスや過労で疲れる。
「感情労働」という分類を提唱している人がいて、考えさせられる。
感情労働(Emotional Labour)は、身体や知識だけでなく感情移入を必要とする労働作業を意味する。感情労働の職種としては、看護師、航空機の客室乗務員や各種サービス業があげられる。
「お客にいつも笑顔ばかり見せていて、やりきれない」
「自分の感情を押し殺してサービスしてやりきれない」と悩んでいる。
「笑顔で対応」「やさしい対応」「感情の演技」で疲れ果てる。
感情の深いところで疲れる。
20世紀後半にGerhards、Scheffによって研究が開始された。社会関係認知と感情の関連を問うKemperらの方法、ホックシールド(Arlie Russell Hochschild)(感情操作)などの研究がある。
パム・スミス 『感情労働としての看護』 ゆみる出版、2000年
「ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代」武井 麻子 (著)
虫歯は伝染病である
虫歯菌は感染する
じつは、生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌【ミュータンス菌】は
いないのです。もし、そのまま大きくなれたら、むし歯で苦労する事も無いのです。
でも、実際には3歳児では30~50%(地域により)の子供にむし歯ができています。
では、いつ頃から、どうして虫歯菌が住みついてしまうのでしょう。
それは、いつも身近にいるお母さんからもらってしまうのです。赤ちゃんが使う
スプーンをうっかりなめていませんか。
お母さんのお箸で一緒に食べさせていませんか。
こんな所からお母さんの虫歯菌が赤ちゃんの口の中に移っていきます。
むし歯は遺伝するのではなく虫歯菌に感染するのです。
しかし、いろんなものをなめたりしてしまうお子さんの事、すべての感染を防ぐ事は
難しいでしょう。
そこで、感染源である周りの人達の口の中の虫歯菌をなるべく少なくする事で対処
していく方法があります。
むし歯の治療をする、歯磨きを徹底するなどして、口腔内の虫歯菌を減らしましょう。
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虫歯は伝染病である
妊婦はどの魚を食べたらよいか マグロの水銀
以下の記事を紹介したのですが、追加説明します。
結論としては、妊婦なら、アジ、サンマ、イワシ、サバなどの、食卓で、頭から尻尾まで見える魚を食べる。マグロ、カジキ、キンメダイ、クロムツ、ハタ、サメ、クジラ、イルカなど、大型の魚は遠慮する。
妊婦でなくなったら、別にどうでもいい。自分の責任だから好きにすればいい。
腎臓を一個他人に売ったり、違法ドラッグを常習したり、タバコを吸ったり、
愚かになる権利も人間にはあると思うから。
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米国では2001年、米国食品医薬品局(FDA)および米国環境保護局(EPA)が、「妊婦は魚の摂取を週に12オンス(約340g)以内に控えるべき」との勧告を行った。魚介類に水銀が含まれる可能性があるとの理由からである。しかし今回、米国で母子健康向上を推進する団体HMHB(National Healthy Mothers, Healthy Babies Coalition)は、この警告は誤りであると指摘。水銀の問題よりも、魚類に含まれるオメガ-3脂肪酸の不足による害の方が深刻で、女性はもっと魚介類を食べるべきだという。
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この記事で言われているように、魚にはいい成分も含まれている。水銀を避ければいい。
まず、水銀蓄積のメカニズムは、こんな感じ。
まずこうして海に行く。
こんなバクテリアがいるようだ。
プランクトンは食べちゃう。
アジ、サンマ、イワシ、サバ、サヨリ、カマスくらい
マグロ、カジキ、キンメダイ、クロムツ、ハタ、サメ、クジラ、イルカなど
つまりそういうことになる。
最後に人間がメチル水銀を食べる。
分解されないので、蓄積する。
悪い貯金だけ増えるものだなあ。元本完全保証である。
そんなわけで、髪の毛で検査することがある。
大人は鈍感だけれど、胎児は敏感である。
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平成17年11月 厚生労働省より、以下の発表がされました。
「妊婦への魚介類の摂取と水銀に関する注意事項の見直し」。(厚生労働省ホームページ)
【概要】
日本での魚介類の摂食に関する注意事項
対象者 「妊娠、妊娠の可能性のある方」
ハイリスクグループ 胎児
一日耐容摂取量 メチル水銀 0.292μg/kg 体重/日
(一週間に本マグロ刺身一人前(80g程度)以下の摂取が目安です。)
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厚生労働省によれば、妊婦は、マグロではなくて別の魚を食べた方がいいらしい。
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日本人の水銀摂取の8割は魚介類摂取によるものです。(厚生労働省発表資料より)
【妊婦が注意すべき魚介類の種類とその摂取量(筋肉)の目安】(厚生労働省発表資料より)
■ 1回約80gとして妊婦は2ヶ月に1回まで(一週間当たり10g程度)
バンドウイルカ
■ 1回約80gとして妊婦は2週間に1回まで(一週間当たり40g程度)
コビレゴンドウ
■ 1回約80gとして妊婦は1週間に1回まで(一週間当たり80g程度)
キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチ(メバチマグロ)
エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ
■ 1回約80gとして妊婦は1週間に2回まで(一週間当たり160g程度)
キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、ヨシキリザメ、イシイルカ
(参考) 魚介類の消費形態ごとの一般的な重量は次のとおりです。
寿司、刺身 一貫又は一切れ当たり15g程度
刺身 一人前当たり 80g程度
切り身 一切れ当たり 80g程度
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地方によっては、イルカやクジラが食卓に並び、パクパク食べるかもしれないから、
このような警告があるのだろう。
キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチ(メバチマグロ)、このあたりについては、
地方に関係なく、食卓に並ぶだろう。
自分ではマグロを買わないようにしていても、
接待や、日本旅館に泊まったときの和定食などに、ついてきそうな食材である。
そのときは、食べないか、男性に回すことだ。
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胎児に悪いものなら、女性にも男性にも悪いはずで、厚生労働省は
なぜ規制しないのかということになる。
しかし、ダイオキシンや異常プリオン、鉛、カドミウム、表示されない着色料、表示されない保存料、
それらが多数の食品に複雑に含有され、影響しあっていて、
マグロの水銀だけを規制しても、意味がないからなのではないかと推定している。
出生率も落ちているし、高齢出産率も高くなっていて、
水銀、ダイオキシンや異常プリオン、鉛、カドミウム、表示されない着色料、表示されない保存料、
これらが怪しまれることはあまりないのだろう。
実際、母体が若ければ、水銀その他の蓄積も少ないのだから流産率は少なくなる。
でも、水銀のような個別の原因は意識されることなく、
一概に、高齢出産だから流産したと言ってしまうのだろう。
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こうしてみると、産地偽装のインチキ米とかインチキ地鶏とか、まだまだ小さい問題で、
本当に厄介に問題から目をそらす、いい目くらましだと思っているだろう。
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有機水銀の水俣病で有名な話だが、
その家族では、食卓に魚が並ぶと、まず子供に優先して与えていた。
とくに長男に与えていた。
丈夫になってほしいとの親心である。
ネコも好んで魚を食べていた。
結果、水俣病の発症は、ネコ、長男、子供、大人、の順になった。