ファイザーが飲む禁煙補助薬「チャンピックス」
ファイザーが飲む禁煙補助薬を発売 製薬世界最大手、米ファイザーの日本法人は、飲み薬タイプの禁煙補助薬「チャンピックス」を5月8日に発売すると発表した。
ニコチン依存にかかわる脳内の神経細胞に作用するのが特徴だ。5月31日の「世界禁煙デー」を前に、禁煙補助薬市場が活性化しそうだ。
チャンピックスは、有効成分が脳内の神経細胞のニコチン受容体に結合して、たばこを「おいしい」と感じさせないようにして、禁煙に伴うイライラ感などを軽減させるという。米国で開発され、すでに世界60か国以上で500万人以上が使用している。
医療機関で処方され、錠剤を1日1~2回、12週間服用する。費用は、診察料などを含め1万8000~2万2000円程度(保険適用、3割負担の場合)の見通しだ。
一方、薬局などで買える大衆薬タイプの禁煙補助薬では、大正製薬が、英グラクソ・スミスクラインと共同開発した「シガノンCQ」を今夏に発売する。はり薬タイプだ。ガムタイプの「ニコレット」(ジョンソン・エンド・ジョンソン製)を販売している武田薬品工業や、医療用の「ニコチネルTTS」を販売しているノバルティスファーマも近く、市販のはり薬タイプを発売する予定だ。
(記事提供:読売新聞)
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禁煙外来は動機付け、モチベーションが重要。