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ストレスを可視化するソフトで“新3K職場”の汚名を返上

ストレスを可視化するソフトで“新3K職場”の汚名を返上する

 「現場のシステム技術者のストレスを可能な限り減らす」。ITサービス業界では何度も叫ばれるセリフだ。

 情報システムがますます高度化・複雑化する一方で、ユーザー企業はさらなる開発の短納期化を求める。開発現場の過酷な現実は技術者を疲弊させ、生産性や品質を低下させる要因の一つになっている。頻繁に発生する仕様変更や繰り返されるテストによって、開発現場の労働環境は悪化するばかりだ。“新3K職場” という汚名を返上するためにも、技術者のストレスを削減する環境整備がITサービス業界には不可欠である。

 こうした中、ソフト開発会社のベストソリューション(東京都港区)から登場した、「潜在的抑うつ症早期発見ツール」とでも呼ぶべき製品が注目を集めている。

 このツールは在職者のストレス度合いを測ったり、新卒など新規採用のときに使ったりするときに利用するもの。在職者向けにはストレス度や職場の評価、抑うつ症状などを質問する。約8分で回答できる内容だ。新規採用者向けは性質や気質、適職、ストレス度、欲求などに関連した186項目の質問を用意している。回答時間は約15分程度で済むという。質問が終わると回答内容を分析し、ストレス度合いを可視化する。分析結果から、原因が職場や仕事にあるのか、家庭にあるのか、本人の性格に起因するのかを見つける。

 今は健康だが、ストレスをかけるとどうなるか。ある数値が高い人は、現実逃避の傾向が強くなり、何かトラブルが発生すると職場に来なくなる可能性がある、といったことも推測できるという。

 うつ状態などを判定する尺度には、米国の軍隊が徴兵時に使っている約50万人のデータを利用する。日本人と米国人の違いはないそうだ。

 ベストソリューションの乘浜誠二社長は、「同じ職場で似たような仕事をしているのに、うつ病になる人間と、ならない人間がいる。ストレスに強い人間と弱い人間がおり、ストレスの許容値が人間によって異なることを知る必要がある」と話す。ストレスに弱い人間は、職場に来ると次第に頭痛や吐気を感じるようになる。そして遅刻や欠勤などが目立ち始める。理由もなく不機嫌になったり無気力になったりする。管理者はうつ病へのサインを見逃さないように、部下とのコミュニケーションに注意を払う必要がある。

 ベストソリューションは、組織全体の最適配置を編み出すシミュレーションソフト「ReSAPIEN(リ・サピエン)を販売してきた。潜在的抑うつ症早期発見ツールは、リ・サピエンが備える機能の一つに過ぎなかった。だが複数のITサービス会社から、「この機能だけを欲しい」というニーズが出てきたため、今では「PODsystem」の名称で切り出し、ASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)形式で提供している。

 ストレスを可視化しただけでは意味はない。ストレスが高いようなら、産業医に面談させ原因を探らなければならない。職場環境が原因なら、休みを取らせたり職場を変えたりして、メンタルヘルスのケアを実施すべきだろう。うつ病にかかった場合には、回復プログラムも必要である。

 ベストソリューションはツール販売だけにとどまらず、うつ病に対する支援サービスも準備している。例えば、専門医の指導を受けて復帰に向けた回復プログラムを打ち出すとか、療養中の心配内容を精神保健福祉士に相談できる仕組みなどを考えているという。「森の中を歩く」など、ちょっとしたことがうつ病の回復につながるそうだ。

 「今はまだうつ病にかかっていない人も、まず自分のストレスの許容値を知り、部分的な対策でも打っていくことが大切だ。今後は健康診断のように、セルフチェックしていく時代になるだろう」(乘浜社長)。

 ITサービス業界に限らず、一般企業でも社員の約3%がうつ病患者で、約5%が予備軍というデータがあるそうだ。これを上回る数値が出たITサービス会社は、開発体制を抜本的に見直す必要があるだろう。うつ病の労災適用が増えている昨今、安全配慮への義務という観点からも、メンタルヘルスに対するケアが求められている。
 



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職場復帰の例

新聞などでも報道されているように、30代のうつ病患者が急増しています。それにともなって休職する社員も増え、なかなか職場復帰できないケースを多く見かけます。そのため、「一度うつ病になると、以前と同じように働くことはできない」という誤解も生じているようです。

 はっきり言っておきましょう。うつ病になったからといって、以前と同じような仕事ができなくなるとか、すぐに再発するということはありません。ほとんどの場合、きちんと薬を飲み休養をとれば、うつ病は治ります。問題は、休職した後の職場復帰のしかたにあるのです。

 これは私が知っている営業マンの話です。彼は自動車販売店で働くバリバリの営業マン。気さくな人柄で、同僚には好かれ、後輩からも慕われていました。そんな彼の異変に気づいたのは、いっしょに働いていた同僚です。陽気で明るく、いつも冗談を飛ばしていた彼があまり笑わなくなり、口数も少なくなったからです。「どうかしたのか?」と聞くと、「最近、ちょっと眠れなくてね」という答えが返ってきました。

 実は、彼は半年前に2年連続全国トップの営業成績を上げ、社長賞を獲得したのですが、それがプレッシャーとなっていたのです。最初こそ、はりきっていたものの、その後は思うように成績が伸びず、焦っていました。加えて、田舎で暮らす母親が病気で入院し、退院後の世話をどうするか、兄弟で話し合っている最中でもありました。妻からは「私も仕事を持っているし、介護なんてできないわよ」と言われ、仕事中もそのことが頭から離れなくなっていたのです。

 営業成績が下がる一方の彼は、上司からも「きみらしくもない。どうしたんだ?」と声をかけられ、ますます追いつめられていきました。そして、不眠が続き、勤務中も頭が働かず、体もだるくて営業に回るのが苦痛になり、「俺はダメな人間だ。何をやってもうまくいかない」と妻にもらすようになったのです。心配した妻がなんとかメンタルクリニックを受診させたところ、うつ病と診断され、1カ月間休職することになりました。

 自宅で休養しながら通院し、投薬治療を受けて不眠も改善され、少しずつ以前のような明るさを取り戻していきました。休職期間が終わる頃、主治医に「体調はどうですか?」と聞かれ、彼は「もう大丈夫です。職場に戻ります」と答えました。まだ完全ではないと感じた主治医は「もうしばらく様子を見ては?」と尋ねましたが、彼の意志は固く、休職が終わると早々に職場に復帰しました。ところが、それから1カ月も経たないうちに体調を崩し、再び休職してしまったのです。いったい何があったのでしょうか。

 復職すると、彼は「いままで休んだ分も取り戻さなくては」と初日から通常どおりの仕事を始めました。日中は営業に歩き、会社に戻ると書類の作成と整理で残業になることもしばしばでした。しかも、主治医から「続けて飲むように」と指示されていた薬も、忙しさにかまけて飲まなくなっていたのです。

 しばらくすると、彼は再び不眠に悩まされるようになり、朝も起きられなくなりました。遅刻が増え、お客様との約束に間に合わないこともありました。こうなっては上司も見過ごすわけにはいきません。「よくなっていないんじゃないのか」と言われ、再度、メンタルクリニックを受診。うつ病の症状の悪化がみられるとして、再び休職することになったのです。

 これは職場復帰に失敗した、典型的なケースです。初日から通常業務に復帰するなど、もってのほか。まずは10時から3時までの時短勤務からスタートし、単純作業や責任をともなわない業務などアシスト的な仕事から入るのが、職場復帰の基本です。そして、少しずつ時間を延ばして、体と心を慣らしていくようにします。もちろん、主治医から指示された薬の服用を勝手にやめるのも厳禁です。主治医と相談しながら、徐々に薬を減らしていきます。自己判断で服用をやめたら、せっかくよくなってきた症状がぶり返してしまいます。

 現状では、社員がうつ病になった場合、多くの会社が休職のことまでしか考えていません。しかし、実は職場復職するときのサポートが非常に大切なのです。職場復帰プログラムを作って、これから先の見通しを示しながら、明確なリハビリ期間を設ければ、プレッシャーや焦りも軽減され、多くの人が以前と同じように仕事に復帰することができます。

 心の病の回復に、焦りは禁物。『急がば回れ』のことわざどおり、早く完全復職するためには、見通しを示して行き詰まり感を減らし、ゆっくり職場復帰することが肝要なのです。

 



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春先のうつ-2

Q:最近、テレビや新聞、雑誌などでうつ病について取り上げられているのをよく見ます。うつ病には季節特有のものもあるのでしょうか?

 A:桜の花も咲き終わり、新一年生・新社会人の人達も新生活に慣れ始めた頃でしょうか。巷には今でもまだ、どことなくスーツ姿がぎこちない、新社会人だと分かる人たちをそこここに見かけます。

 この季節は私たち精神科・心療内科医にとって、忙しい季節の始まりでもあるのです。G・Wを過ぎた辺りから初夏にかけて、自分の思った仕事と現実がかけ離れていたり、新しい職場での人間関係がスムーズにいかなかったりし、それらをストレスと感じ、いつのまにか身体に不調を感じる人たちが多くなります。彼らが内科を受診し、検査を受けても異常は見つからず、「自律神経失調じゃないの?」と内科医から精神科・心療内科への受診を勧められることから、メンタルクリニックでは患者さんが増える季節でもあるのです。

 Q:それは現代に限ったことなのですか?

 A:現代は情報(IT)社会と言われるように、学校での勉強(トレーニング)もそこそこに社会へ出され、短期間でたくさんの知識や役割を身に付けなければなりません。また個々の会社での要求も多様化しています。新しい仕事(環境)に慣れて社会適応するためには、多かれ少なかれ苦労をし、いろいろな工夫や選択をする必要にせまられることはよくあることです。そんななかで、知らず知らずのうちに心の病気であるうつ病を発症する人が少なくないのです。

 「会社に行けない、行こうとすると目眩・吐き気がしてしまう」などと、身体に出る症状はいろいろです。「憂うつな気分が続く」「夜、何時になっても眠れない」なども症状の一種です。このような症状を起こす病気にはうつ病・適応障害などがありますが、なかには病気とは言えない患者さんたちも含まれます。今回は専門的な病気の分類等の説明ではなく、そのような具体的な症状や、もし症状があったらどうするかを説明しようと思います。

 Q:具体的な症状について教えてください。

 A:代表的なうつ病の初期症状として「睡眠障害」があります。睡眠障害はうつ病の症状としてほとんど全ての人に出現するといっても過言ではありません。うつ病に現れる睡眠障害としては、「眠れない、眠ってもすぐに目が覚める」などの不眠が全体の8割を占めると言われています。とくに、普段より早く目が覚める「早朝覚醒」というタイプが多いようです。

 次に多く認められる症状として、「食欲不振・体重の減少」が挙げられます。食欲不振と体重減少もほとんどのうつ病にみられる症状です。「何を食べてもおいしくない、砂を噛んでいるような感じ」などと訴えられることがあります。

 「倦怠感・易疲労感」も多く認められます。うつ病になると、別に働き過ぎているわけでもないのに、全身がだるく、疲れやすくなります。また、うつ病の疲労感は休息してもなかなか疲れがとれないのが特徴です。だるさや疲労感は、「つらい一日」が始まる午前中がとくにひどく、「つらい一日」が終わる夕方になると、いくらか心身が楽になることがあり、これを「日内変動」と呼びます。

 Q:他にも何かありますか?

 A:「気分の低下」もうつ病の特徴的な症状です。気分がひどく落ち込む、憂うつ、もの悲しいなどの気分の変化が現れ、ひどく不安になる、落ち着かない、イライラ・不安や焦りなども現れます。気分の低下がひどくなると「ダメな人間だ」と自分の存在を否定したり、さらに重症になると「死にたい」という気持ちが現れたりします。また何事にもやる気をなくしてしまい、無気力状態となる「意欲の低下」も認められます。趣味や楽しみに対してこれまでと同じように興味、関心がもてなくなり、何をするのも億劫に感じるようになり、休日は寝床に入ったまま一日中過ごすようになることもあります。

 Q:症状が進むとどうなりますか?

 A:さらに症状が進むと、頭がボーっとして、考えがまとまりにくくなります。これは「思考の低下」と呼ばれ、物事に集中することができなくなり、判断力も鈍るために決断を下すことがとても困難になります。このため、自分の考えや行動に自信がもてなくなり、物事を悪い方向に考え、悲観的にとらえるようになります。

 Q:身体的な症状も現れますか?

 A:その他の症状としては動悸、発汗、めまい、しびれ、口の渇き、胸部圧迫感・呼吸困難感、頭痛などの「自律神経症状」や、便秘や下痢、吐き気・嘔吐、腹痛、腹部膨満感などの「消化器系症状」「性欲の減退」などもよくみられる症状です。

 長い人生、誰でも一度や二度は、スランプに陥ることがあります。人間は誰でもさまざまなストレスによって憂鬱な気分になり、ひどく落ち込むことがあります。「憂うつ」もうつ病も落ち込んだ状態に陥ることに変わりはありませんが、うつ病の方がより強い落ち込みに見舞われます。強い落ち込みの状態が1カ月前後続いている場合は、うつ病の可能性があります。



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春先のうつ

Q:身近な人がうつ病にかかった場合、周りはどう接したら良いのでしょうか。

 A:うつ病患者の家族の心がけを少し説明しましょう。うつ病をはじめ、心の病の治療のためには、家族をはじめ身近な人たちの協力が非常に大切です。うつ病を理解し、本人の話を良く聞き、共感的に接し、叱咤激励しないようにしましょう。決して悩みを、「たいしたことない」と否定せず、説得、反論、説教などをしないようにしましょう。うつ病の苦しみは、外見から想像する以上に大きいものです。それから、うつ病の症状がひどい時は重要な決定をしてはいけません。悲観的、絶望的な心理状態になるうつ病では、さまざまな問題に対して正しい判断はできなくなりますから、ものごとを焦って決断をするようになってしまいます。判断を誤り、後々になって後悔することが多いのも特徴ですから、重要な決断は一旦棚上げにし、病気が回復した段階で答えを出した方が良いでしょう。

 Q:うつ病は「こころの風邪」という話を聞きますが、誰でもかかりうる病気なのですか?

 A:最近の調査では、10~15人に一人ぐらいは一生に一度は抑うつ感を経験すると報告されています。うつ病は誰もがかかる病気で、「こころの風邪」みたいなものと例えられます。確かに、誰でもかかる病気という点では風邪と同じです。しかし、うつ病は風邪のように短い期間で治る病気ではなく、放置すると重症化してしまう可能性があります。うつ病に対しては「少し休めばすぐ治る」と軽く考えてはいけません。うつ病の原因はハッキリしませんが、ストレスが引き金になることもあれば、何のきっかけもなくなることもあります。30歳以上に多く、几帳面・責任感が強い・良心的・周囲に気を使うなどの性格的な特徴があります。

 Q:うつ病の治療について教えてください。

 A:まず、仕事などの負担をできるだけ減らし、心身をゆっくり休めることが大切です。同時に抗うつ薬を中心とする薬物療法とカウンセリングなどの精神療法も有効です。治療は早期に始めるほど効果があり、最近の抗うつ薬であるSSRI(選択的セロトニン再吸収阻害薬)は、副作用も少なく服用しやすくなっています。しかし、抗うつ薬は飲み始めてから2~4週間して次第に効果が現れるので、焦らずに治療を続けなければなりません。また、症状が改善しても、しばらくは薬をのむ必要があります。「うつ病かもしれない」と思ったら精神科・心療内科を受診してください。それでも「精神科はちょっと…」と思われるならば、内科を受診しても良いと思います。そして内科医に相談し、医師から「検査ではどこにも異常はありません。気のせいでは?」などと言われ、薬を1カ月以上飲んでも、少しも良くならない場合は、その時は躊躇せずに精神科・心療内科を受診してください。

 Q:専門医の治療を受けないとどうなりますか?

 A:最近の調査ではうつ病を経験した人で治療を受けた人の割合は約24%で、治療を受けるべき人の多くが受診さえしていないのが現状です。未治療のままうつ状態が続くと、次第に症状は重症化し、さらに病気の慢性化、再発を繰り返しやすくなります。うつ病は病気であることを理解し、治療を受けた方がよいでしょう。うつ病になったからといって決して悲観する必要はありません。十分な休養をとり、適切な薬物療法を行うことでうつ病の多くは回復に向かいます。

 Q:新入社員たちに一言アドバイスをお願いします。

 A:仕事に対して真剣に取り組むことはとても大切なことです。しかし、失敗や叱られることを、過剰に深刻に受け取らないでください。とにかく新社会人に覚えておいてもらいたいことは、上司や同僚に対して「困っていると言わなければ、相手に解ってもらえない」ということです。当たり前のようですが、上司との人間関係も満足にできていない新人には、適切に相談できなくても無理はありません。「何を相談して良いか解らない、こんな事を相談しても恥ずかしいし、迷惑をかけてしまう」などと自分の体裁ばかりを考えず、多くの人に話してみることをお勧めします。その相談相手の中に精神科・心療内科医もいるのです。

 私個人が感じたことですが、最近の若者は際だってコミュニケーション能力が低いと思います。「話してみないと相手には通じない」「当たり前の事が最近は難しくなっているのかな~?」と、最近の患者さんと話している時に思います。もう一度言います。

 「話さないと気持ちは伝わらない」

 これは人間関係の基本なのです。



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メル・ギブソン 躁うつ病告白

近年では監督としても活躍する俳優メル・ギブソンが、ドキュメンタリー番組のインタビューで躁うつ病であることを告白したという。

 ギブソンが告白したのはオーストラリアTVのABC2で、5月25日に放送予定のドキュメンタリー内でのこと。02年に撮影されたこの番組の中で、演技学校の同級生からのインタビューを受けたギブソンは次のように語ったという。

 「あるときはとても気分がいいんだが、あるときはどうしようもないほど落ち込むんだ。最近、自分が躁うつ病なんだってことがわかったよ」。

 この件について、彼の代理人には取材できていないそうだ。

 ギブソンは06年に飲酒運転で逮捕された際にユダヤ人蔑視の暴言を吐き、キャリア危機が報じられたこともあった。

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うつのチェック項目5カ条と対処法5カ条

うつのチェック項目5カ条と対処法5カ条--心の健康診断
 うつ病になる前に多くの人は兆候を示します。その兆候にいかに早く気付けるか、そして対処できるかが、うつ状態からうつ病への移行を防ぎ、うつ病の重症化をも防ぎます。以下に、職場で見られるうつ病の兆候を5つ挙げてみました。自分の周りでこうしたうつ病の兆候を発している人がいないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。

うつ病の兆候をチェックしよう
チェックポイントその1:欠勤・遅刻・早退が増えた
 最初は、「体調不良」を理由とした遅刻が目立つようになります。次に早退、ついには欠勤を繰り返すようになります。特に、月曜日や連休明けに遅刻・欠勤をすることが多く見られます。

チェックポイントその2:感情が不安定になり、愚痴をこぼし出す
 「自分は周囲から必要とされていない」「頑張ってるのに上手くいかない」などと愚痴をこぼし出し、時には周囲を気にせず泣き出してしまうこともあるでしょう。気分のムラが激しく、人間関係でトラブルを起こすこともあります。

チェックポイントその3:行動が緩慢で仕事の能率が下がる
 メールの返信が遅くなったり、パソコンに向かって何やらボーっとしている。頼んだ仕事の納期を守れなくなるというのもうつ病のサインです。一見「仕事をサボっているのではないか」など思われがちですが、集中力や判断力が低下するうつ病では仕事の能率もさがってしまうものです。

チェックポイントその4:仕事上でミスが増えた
 注意力や集中力が低下するため、仕事上でのミスや事故が増えます。それまで何なくこなしていたことでケアレスミスを繰り返す、元々ミスの多い人だと思っていたがいつもに増してミスが多いといった現象も気をつけましょう。

チェックポイントその5:外見を気にしなくなった
 これは、男性によく見られる傾向です。髭を剃っていない、髪がボサボサのまま、アイロンのかかっていないヨレヨレのシャツを着て出社するなど、外見への気配りが低下している人はうつ病もしくはその予備軍の可能性があります。

 いかがでしたか? あなたの部下で最近遅刻や欠勤が増えた人はいませんか? 極端に愚痴が増えた同僚はいませんか? 思い当たる項目が多いようなら、注意が必要です。

うつ病の兆候が見られる社員への対処方法は?
 まずは、こうしたポイントに気づくことがとても大切です。そして、気付いた後どのように対処するかがより大切になります。以下に、うつの兆候が見られる社員への対処法を挙げます。

対処法その1:感情的に怒ったりせず、まずは冷静に観察
 うつを疑われる人に叱咤激励は厳禁です。たいして仕事をしていないように見えますが、本人は限界以上に頑張っているのです。まずは、本人に起こった最近の変化がうつによるものかどうか、上記5つのチェックポイントを参考に観察してください。

対処法その2:仕事量を減らす
 うつが疑われる社員は、現在の能力の限界状態で仕事を頑張っています。まずは業務量を減らし、限界ぎりぎりで頑張っている状態を解消して心身ともに余裕を持たせてあげましょう。その際、注意したいのは「仕事を取り上げられた」と思われないようにすることです。

対処法その3:身体の症状を聞いてみる
 観察をして、どうもうつが疑われる時は、不眠や食欲不振など身体的な症状が出ていないか聞いてみてください。「気分が憂うつだ」「不安だ」といった心の変化は本人も気づきにくいもので、はっきりと自覚することができません。

対処法その4:受診をすすめる
 うつ病兆候リストで該当項目が多い上、身体的にも症状が出ている場合、受診をすすめてみてください。まずは社内の産業医への面談か、近所の内科への受診をすすめてみましょう。本人が受診を嫌がる場合はあまり無理強いをせず、受診をお願いする程度にとどめておきましょう。

対処法その5:自身の心を健康な状態に保つ
 うつの部下を持つ上司が、その対応に頑張りすぎて自身もうつになったという話は珍しくありません。心に余裕を持ってうつの社員と向き合えるよう、自分の心を大切にしましょう。

 



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うつ傾向の10カ条

5月病にならないための10カ条--心の健康診断

 ゴールデンウィークでリフレッシュしてエネルギーも充電したはずなのに、なぜだか気が重くて会社に行くのがおっくうだ…… なんて人いませんか?

 こんな症状に見舞われたとき、「も、もしや!? 5月病か!?」と思った経験のある人も多いはず。でも、よく耳にする「5月病」、実は病院などの診断書で用いられる正式な医学用語ではなく、決まった定義があるわけでもありません。

 5月病は元来、大学に入学した新大学生が5月のゴールデンウィーク明けごろ、わけもなく憂うつな気分に陥る症状から、一般的に「5月病」と言われるようになりました。最近では、新入社員にも似たような症状が見られることが増えているようです。

5月病の症状とは?
 5月病でよく見られる症状には、「抑うつ気分」「考えがまとまらない、浮かばない」「不安」「焦り」「寝起きが悪くなる」「食欲がない」「疲れやすい」などがあります。

 5月病は「うつ病」に似た症状が出ますが、5月病はうつ病ではありません。新しい環境や生活に適応できず、「何とか適応しなくては!」と焦りと頑張りが空回りし、一時的に強いストレス状態に陥っていると考えられています。「希望で胸一杯なはずなのに、新しい職場や仕事、人間関係に馴染めない…… どうしよう!?」なんて経験、よくあるものです。

5月病にならないための10カ条
 では、5月病にならないためにはどうすればよいのでしょうか。一般的には、新しい環境に慣れるにつれて症状もなくなると言われていますが、症状が長引き重症化すると、そのままうつ病になってしまうことあります。そこで、5月病にならないためにも次のことに気をつけましょう!

その1: 「○○せねば!」の完璧主義をやめる
 何でも完璧にこなそうとする人は、そもそも「5月病」だけでなくうつ病にもなりやすい体質です。新しい仕事に新しい人間関係、何でも完璧にこなせる訳がありません。だって、「新しい初めての挑戦」なんですから。自分のイメージしていることの8割できれば上出来!程度に思いましょう。

その2: 焦らない
 新しい環境に適応できずに時間がたつと、自分だけが取り残されてしまったような気持ちになり「何とか周囲に溶け込まなくちゃ!」という焦りが生じてしまうと思います。しかし、焦っている時に行動しても、空回りして結局心身共に疲れて終わることが多いのも事実。この時期はあまり焦らず、周囲の流れに身を任せてみてはいかがでしょうか。流されるうちに、自分の向かいたい方向が見えてくると思いますよ。

その3: 1人で悩まない
 「自分だけできていないのでは?」「自分だけが周囲に馴染めていない気がする」という悶々をした気持ちは1人でため込まず、友人などに打ち明けてみましょう。気分がめいっている時に、1人で考えても良い答えは浮かびません。人に話すことで気分も軽くなりますし、意外と自分と同じようなことで悩んでいる5月病仲間が見つかると思いますよ。

その4: 自分を知る
 自分が何をストレスと感じるのか、何をしていると気分が楽なのかなど、自分のことを分析してみましょう。自分を知らなくてはストレスの回避も解消もできません。自分について知ることが5月病予防の第一歩です。1日1行でもいいので、日記をつけてみるのもいいかもしれません。

その5: 規則正しい生活をする
 不規則な生活リズムは体調を崩す元。体調がイマイチだと前向きな思考にならず、どうしてもネガティブな考えばかりが浮かんでしまいます。「健康な体に健康な魂が宿る」とはよく言ったもの。規則正しい生活で体調をバッチリ整えましょう。

その6: 食生活に気をつける
 新しい環境に焦りを感じて自分自身や周囲にイライラを感じることが多いこの時期。イライラを防ぐカルシウムやビタミンC、疲労回復に欠かせないビタミンBをとるなどして、ストレスに負けない体を作りましょう。

その7: 睡眠を十分にとる
 うつ病や5月病は心の病気ではなく、脳内の伝達物質の問題です。つまり、脳みそに十分な休息を与えることが、うつ病や5月病対策にもなるのです。睡眠不足は脳だけでなく、免疫力の低下を引き起こし、頭痛・めまい・下痢といった身体症状にもつながります。睡眠を十分とり、脳と体に十分な休息を。

その8: 気分転換する
 気分が滅入っている時は、行動を起こすのがおっくうになるのはよく分かります。でも、滅入った気分を抱え込んでしまうと、どんどん気分が滅入るだけ。思い切って、気持ちを切り替えるためにも散歩をしたり好きなことをしたり、気分転換してみましょう。体調との相談は必要ですが、スポーツをして適度な疲労感を得ると、質の良い睡眠につながります。

その9: 自分の時間を確保する
 5月病になるということは、新しい環境や仕事、人間関係に適応しようと頑張っている証でもあります。そんな自分を褒めてあげるため、「自分の時間」を確保しましょう。これまで自分はどのように頑張って、どんなことがうまくいったのかを振り返ると共に、どんなことが空回りに終わったのかを知ることで、新たな目標を持って一歩を踏み出せるはずです。

その10: 不必要なプライドを捨てる
 新しい環境、新しい仕事を体験し、自分にできないことがたくさんあることを知る機会が多いこの時期。「自分はこんなはずじゃない」「もう少し仕事ができたのに」とプライドを傷付けられることもあるでしょう。そんな時は、自分を振り返る良いチャンスと思い、自分が背負っている不要な荷物をおろしてみましょう。

 



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短歌はまだ可能か?

可能でありかつ不可能である。

可能であるのは、新しい言葉が生まれるからである。
あたらしい時代が生まれるからである。
カンチューハイ、氷結、プレミアムモルツ、
どれも言葉として新しくイメージとして新しく
その言葉を使うことにより、新しい短歌は可能である。

新宿のモード学園のコクーンタワー
ドバイの躁状態
チベットの混乱
四川省の地震

いろいろなことがある
だから短歌は可能である

一方、それらの事をどのように詠むかと言えば、
レトリックも感情の質も、出尽くした感はある
真に新しいものなど
期待できないだろうとも思う

そのあたりのことは昔から言われているわけだが
現代でも新聞に場所を確保しているので
廃れてはいない

*****
映像が簡単に扱えるようになった時代に、
そしてその方が他言語を使用する人にとっても理解可能であるという時代になってもなお、
日本語のリズムと意味にこだわる人たちというのは実に貴重だと思う。
現世の見返りを求めない、
純粋な楽しみとしか言いようがない。

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秀才の区別

みんなに共通の課題があれば、
みんなに共通の秀才を定義できる。
それだけのことだ。

課題は普遍的ではなく偶然である。

だとすれば、
偶然の課題に対して偶然適応した秀才と、
偶然の課題に対しても必然的に適応した秀才がいるはずである。

どんな課題に変わったとしても、やはり秀才と呼ばれるはずの人びと。

それがある種の秀才で、一段格が高い。

それ以外は、偶然、ある制度にうまく適合しただけの秀才である。
これは格下。

別に天才というものがいて、
これは課題に対してではなくて、
自然に対してうまく適応した人びとである。

科挙は所詮は人間が考えて決めた問題である。
天体の運行は自然が用意した課題である。

だから、天才は、本当は、人間の社会の側の人ではなくて、
神の世界の人なのである。

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「実践的精神分析入門」オーウェン・レニック

入門というので
入門しようと思ったが
なかなか難しく
入門もできそうになかった。

途中まで読んでしおりをはさまないで寝てしまい、
続きを読もうとしたとき、
どこからが続きなのか全く分からなかった。

わずか三行の間に
矛盾したことが書かれているような気がして、
その謎が解けない。
単なる誤植なのかもしれない。
あまりにも明らかに矛盾していると思うが
わたしが理解していないだけだろう。

*****
途中でフォークナーの小説「死の床に横たわりて」が出てきた。
本筋とは関わりがないが、そんな事だけが印象に残る。

*****
電球のジョーク。
「電球を取り替えるのに分析家はたった一人いればいい。
ただし、その電球が変わりたいと思う必要がある」

分析家は患者の治療利益を考える。
患者は症状軽減を希望する。
その事と、「自己認識を深める事」「洞察する事」が一致していれば、
幸福である。

分析家は、
症状が何であるか、
症状軽減のためには「洞察」すればよい、
そんな事を伝える。
もちろん、患者はそれを求めて分析家を訪ねているのだから。問題はない。
他の事をしたいなら、分析家を訪ねない。

その意味では、分析治療が少数派でかつ有名なものになっているので、
そこまでの同意はすでにできている場合が多い。
そうでなければ、なにもわざわざ分析家を訪ねない。

レニックは、実践的精神分析においては、
分析家は主観的な自分の見解を礼儀正しく生産的に患者に示すことがあると書いている。
また、患者の精神生活の問題となっている部分を明らかにするだけではなく、変える事であるとも書いている。

上の部分は、
従来の分析の立場と違うようだ。

さらにさかのぼれば、従来、
分析家が目標とする事は、
症状軽減ではなく、
洞察であり、自己認識である。

ところがレニックは
症状軽減が目標であり、
それが患者の治療利益であるという。

洞察が深まれば症状は消えるものだし
一時的に症状が悪くなったとしても、
分析家は洞察に焦点を当てているので、
症状は副次的なものだと従来は考えてきたと思う。

レニックは修正感情体験を肯定している。
それは「盲目の飛行」だといいつつ、肯定している。

飛行の着陸地点があらかじめ分かっていて
そこに誘導するなら
それは治療ではない。
心理誘導である。
マインド・コントロール。

従来は「盲目の飛行」さえよくないと言われた。
修正感情体験は洞察されるべきであり、
意識的に検証されるべきである。
あくまで「洞察」なのだ。

レニックは伝統的分析家から見れば、かなりはみだし者のようだ。

*****
精神分析は患者が実際の人生をより幸福に生きることを援助する治療法というより、
むしろ実際の人生からの逃避という自己陶酔を助長する少数派の実践である
とみなされたりする。

また、
世界中で精神分析治療を求める患者がますます少なくなり、
彼らのほとんどが自分自身で精神分析家になるか、
この分野に知的な関心を抱く後援者になりたがっている
というのも、驚くことではない。

*****
レニックは分析的中立性を踏み出すことを書いている。

*****
自己認識の限界がある
逆転移を分析するにも限界がある

*****
恐怖症的になるためには
メタファー能力がなければならない。

メタファー能力というのは、
私の言葉で言えば、
世界モデル2に入力を代入してみるということだ。

*****
ここまで書いてきて、
本書のまさに冒頭にくっきりとまとめられていることに気がついた。

患者は症状軽減を求めている。
分析家は症状が一時的に悪くなるかもしれないと思いつつも、
長い自己発見の旅を提案する。
症状軽減は二次的なものである。
分析治療の中心的な目標は自己認識である。

しかしレニックの実践的精神分析はそうではない。
洞察ではなく症状軽減が大切である。

洞察をするとして
洞察が正しいかどうかは結局
症状が軽減しなければ
判定できないし
症状が変化したとしても、
洞察とどう関係しているのか厳密に決定する事はできない

治療は
実践的で臨床的であるべきで
現実のさまざまな側面を修正し、
ストレスを減らし、
より多くの満足を得るようにすべきである。

*****
フロイトは
かれが大洋感情と呼んだものを病理としてとらえた。
フロイトは音楽に関して無関心だった。
性に関して著しく神経質だった。

*****
セクシュアリティに関して、
神秘主義に関して、
フロイトとユングは異なる。

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人格 性格 格付け 価値の一元化

人格という言葉は、
格付けとか、そんなことを連想させて、
上から順に並んでいるイメージを持たせると思う。

品格、人格、格付け、格が違う、など。

パーソナリティはそのような順位の概念とは関係ないようだ。
成熟したパーソナリティというが、成熟の仕方も、一列に並べられるようなものではない。

性格と言っても、
やはり格がつく。

性質と言えば格がつかない。
日本語は、個人の特性や性質を格付けする社会なのかと思う。

*****
現代社会での格付けの道具は、
お金である。
お金が価値を一元化する。

不動産収入で暮らしている人と、
毎日汗をながして働いている人と、
株価の動行を注意深くみて情報を集め決断を下している人と、
最終的にはみんなお金という価値で並べられる。
格付けはお金でならば簡単にできる。

その人にとっての人生の意味、手ごたえ、生きがい、
そのあたりは簡単には格付けできないはずだ。

だから生きがい番付は作りにくいだろう。



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