老年期うつ病評価尺度(GDS)は高齢者を対象としたうつ症状のスクリーニング検査です。やり方はとても簡単で、専門知識も不要。これまで家庭や医療現場など、様々な場所でその効果を発揮してきました。
最初に登場した GDS は 30 もの質問からなっており、時間がかかるだけでなく、難しいと感じる患者もいました。最新版では質問の数が絞られましたが、信憑性は当初のものと変わりません。下記に紹介したのは最も普及しているバージョンで、 15 の質問からなっています。
方法
この検査は口頭で行って下さい。質問にはイエスかノーだけで答えます。 必要なら同じ質問をくり返しても構いません。各質問に対する答えを丸で囲んで下さい。うつ症状の答え(太字のイタリック体)を 1 点として計算します。
評価基準: 0-4 うつ症状なし; 5-10 軽度のうつ病; 11+ 重度のうつ病
過去 1 週間の気分に最も近い答えを選んでください | |
1. 基本的に自分の人生に満足していますか? | はい いいえ |
2. 活動的でなくなったり興味を失ったことはありましたか? | はい いいえ |
3. 常に幸福だと感じますか? | はい いいえ |
4. 外に出て新しいことを始めるより家の中にいる方がいいですか? | はい いいえ |
以上の質問でまったくうつ症状の答えが見られない場合はここで止めます。 一つでもうつ症状の答えがある場合は、以下の質問に進んで下さい。. | |
5. 人生が空っぽだと感じますか? | はい いいえ |
6. よく退屈しますか? | はい いいえ |
7. いつも上機嫌でいますか? | はい いいえ |
8. 何か悪いことが起こりそうだと心配していますか? | はい いいえ |
9. 無力感を感じますか? | はい いいえ |
10. 他人に比べ、記憶力に問題があると感じますか? | はい いいえ |
11. 生きていることは素晴らしいと思いますか? | はい いいえ |
12. 現在の自分を無価値なものと感じますか? | はい いいえ |
13. 気力に満ち足りていますか? | はい いいえ |
14. 自分では状況をどうすることもできないと感じますか? | はい いいえ |
15. ほとんどの人は自分よりも裕福だと思いますか? | はい いいえ |
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皮膚科の先生は、恐らく前立腺肥大症のような排尿障害は尿の切れが悪く、陰嚢に尿が付着してかゆくなるのだろう思っているのではないでしょうか。
しかしこれは誤解でしょう。なぜなら、陰嚢が尿でかぶれて痒みが生じるのであれば、赤ちゃんのオムツかぶれのように陰嚢皮膚が赤くただれていなければなりません。ところが陰嚢掻痒症の場合、ほとんど方が原因不明とされるように陰嚢皮膚は正常です。
では、なぜ痒くなるのでしょう。その原因を考えるのに関連痛という生理学的生体反応を知ると容易に理解できます。
生理学では、痒み=微細な痛み感覚として考えます。ですから陰嚢のかゆみ=陰嚢の痛みとして理解できます。もう少し正確に表現すれば、陰嚢の皮膚のかゆみ=陰嚢の皮膚の微細な痛みということになります。すでに説明したように、関連痛は現在痛みのある場所・部分とは異なる、離れた他の臓器・器官の刺激が、投影されて感じる痛みのことを指しています。しかし、そこには一定の法則があります。関連痛を感じている皮膚と同じ脊髄中枢の位置でコントロールされている臓器・器官の病的刺激の投影であるということです。
陰嚢の皮膚を支配している脊髄中枢は仙骨部脊髄2番~4番です。仙骨部脊髄2番~4番中枢で支配されている臓器は、膀胱・前立腺・尿道・直腸・子宮頚部(女性のみ)です。ですから、膀胱・前立腺・尿道・直腸の病的刺激で陰嚢は関連痛が生じることになります。
陰嚢のかゆみ(関連痛)を訴える患者さんに遭遇(診察)した場合、これらの臓器・器官の病気を選択肢として考えなければならないことになります。
排尿障害を改善させれば、この痒みもおさまると考え、排尿障害の治療薬であるハルナールDを処方しました。
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2.シャワートイレ症候群
洗い過ぎじゃありませんか。よく聞いてみてください。
水流の圧と塩素か何かで皮膚がやられるんです。
そうすると、初めにかゆみがあってひっかく、小さなキズが出来る、排便か何かですこし汚れる、するといつも汗をかいたようになる、とくに布団にはいると温かくなってかゆく なり、掻くと今度はいたかゆくなるんです。
視診上はなれないとよく分かりません、かゆいはずなのに綺麗すぎるとき、皮膚が軽く白濁しているときが多いです。ただ真菌症とは鑑別してくださいね。
治療法はあまり洗いすぎるなと指導し、亜鉛華軟膏を30g程処方して一日数回塗布させます。シャワートイレは5秒まで、柔らかい紙で水を拭き取るでなく、吸わせるように指 導します。絶対に右から左へ(前から後ろ?)こすりあげるなといいます。
ご本人いたって真面目な方もおおく、ちゃんと洗っているのにおかしい、かゆいのに痛い、これを知らない医者を堂々巡りとなり、どんどん神経的に参ってしまう。
とある会社から、ウオッシュ*ット症候群とは呼ばないでとありました。登録されているようです。
http://ssn837555.blog.ocn.ne.jp/ssn837555/2011/07/ocd_7a5f.html OCDのチェック
最近の発表は
『こころの科学』 ネット社会とこころの悩みとDAM理論 今 忠 2009 日本評論社
→http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2009-05-21
『うつ病治療ハンドブック-診療のコツ』 共著 大野裕編 「統合失調症とうつ」今忠・原田誠一 2011金剛出版
→http://shinagawa-lunch.blog.so-net.ne.jp/2010-01-21-3
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品川心療内科は全予約制です
品川心療内科 お薬とカウンセリング
予約電話は 03-6712-9474 です。
港区港南2-14-10 品川駅前港南ビル 10階
品川心療内科
http://shinagawasn.blog.so-net.ne.jp/
港区港南2-14-10-10階
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自立支援法についてですが、
役所に行って手続きをすれば、
3割の自己負担が1割になります。
保険診療の場合、保険証をご持参下さい。
医師 すべて精神保険指定医
出版 丸善「こころの辞典」SMaPG
(ストレス・マネジメント・パワー・グループ)
大切にしたいこと インフォームド・コンセントは
心療内科領域では「対話と納得」です。
新橋心療内科は
患者さんのための「対話と納得」を目指します。
○受付時間
月-土、 午前10時-午後2時 午後4時-午後8時
休診日:日曜日、祝日
長期休暇 ゴールデンウィーク 暦通り
盆休み 8月13-15日、あとは暦通り
正月 12月29日-1月4日、あとは暦通り
○特色
夜8時まで受け付け
予約不要即日OK
漢方薬の積極利用
院内処方(院外処方にも対応)
サラリーマンのストレスケア
休職手続き・職場との調整
傷病手当金の請求
産業医との連絡
EAP機関と連携して治療・復帰援助
更年期のケア・月経前症候群
過食・嘔吐
認知行動療法
身体的・心理的・社会的側面について総合ケア
○相談の例
不眠傾向 うつ傾向 過食傾向
パニック障害 不安性障害
強迫性障害 社会不安障害(SAD)
慢性疲労 全般性不安障害(GAD)
対人過敏 自律神経失調症
心身症 男女更年期障害
不定愁訴 動悸
頭痛 肩こり 過呼吸 めまい 息切れ ふらつき
過敏性腸症候群 会社のストレス
神経症 統合失調症
ED 月経前緊張症
セクシャル・ハラスメント パワー・ハラスメント
○治療 少量の薬剤 と カウンセリング です。
安定剤、抗うつ剤、睡眠導入剤の他、
胃腸薬、鎮痛剤、漢方薬、ビタミン剤、ホルモン剤など、
いろいろなお薬が処方できます。
保険適用です。
EDのくすり(バイアグラ、レビトラ、シアリス)
男性若年性脱毛のくすり(プロペシア)
低用量ピル
など、自費の薬剤も用意しています。
環境・生活の調整ができなければ
ストレスは変わりません。ストレス調整をしましょう。
カウンセリングの場面では、生活指導が主体になります。
家庭や会社での過ごし方、
必要に応じて休職、制限勤務、
復職時には復職支援プログラムについて会社との打ち合わせ。
○EAP機関と連携して治療・復帰援助
連携関係にあるEAP機関と一体となって援助
企業人事・総務の方はお問い合わせください。
○費用 各種保険取り扱い。
バイアグラ1300円、レビトラ1200円、
シアリス10 1600円、シアリス20 2000円、
低用量ピル2000円。
まず自分でチェックしてみましょう。
たとえばこちら→新橋心療内科-SMaPGうつチェックリスト
参考になるサイトもあります。
たとえばこちら→SMaPG総合サイト「初心者心療内科」
会社の医務室にお医者さんや保健婦さんがいたら、また、
産業カウンセラーさんがいたら、相談してみましょう。
最近では企業が契約しているカウンセリング室もありますから、相談してみましょう。
情報が企業内部には流れないという安心感があるようです。
この方面に詳しい友人に聞いてみるのもいいと思います。
○最近はEAP機関でメンタル・カウンセリングを実施しています
あなたの会社がEAP機関と契約していたら利用するのも方法です。
また、社員の家族もEAP相談を使用できますから、確認してください。
EAPの相談担当カウンセラーさんと話してみて、
必要ならば当院を紹介してもらってもいいのです。
ここまで無料です。
EAPを経由してもしなくても、
また、いろいろな「うつ」のチェックリストなどで確認してみてもみなくても、
(チェックリストがいつも正確なわけではありません)
やっぱり「うつ」かもしれないなあ、
「不安が強い」「涙が出る」「眠りが浅い」「食欲がない」と思ったら、
思い切って、しかし、気軽に、クリニックを受診しましょう。
○初めての診察
皆さんが一番悩むのはここだと思います。
どんなお医者さんがいるのか、どんなことを聞かれ、
どんな診察をされ、どんな治療をされるのか、
不安ですね。
まず、当院では、現在、予約を取っていません。
「それじゃあ、何時間かかるか分からないじゃないか」と思いますよね。
でも、当院は、予約なしで受付順です。
前の人が何人いるという目安はありますが、
どのくらい時間がかかるかは、分かりません。
二人のお医者さんで診察しますので、
それぞれの担当があり、
それも予測を分かりにくくします。
わたしたちの診療では、標準的に一人何分と申し上げられません。
そのことをご理解いただいたうえで、
ご利用いただければと思います。
今後も予約なしを続けるかどうかですが、
心療内科・メンタル関係では予約診察としている場合が多いのですよね。
皆さんは、次の予約のときまで、診察なしでがまんできる自信がありますか?
虫歯なら予約がいいと思います。痛くても鎮痛剤でなんとかなりますから。
でも、心療内科・メンタルは、薬を飲んで我慢していればいいのでしょうか?
予約制だから、がまんしないといけないというのでは、余計苦しいのではないでしょうか。
一方、電話では大事なことは見えないと思います。
電話を取っているうちに、大事な目の前の患者さんは後回しになってしまいます。
これはよくないと考えています。
待ち時間は分からない、でも、順番を待っていれば必ずその日のうちに診てもらえる、
そんなクリニックがあってもいいと思います。
新橋、日比谷、銀座周辺のメンタルクリニックはほとんど予約制ですから、
是非予約制がいいという人は、選択肢がいくつもあります。
当院ひとつくらいは、「予約なし、来院した順番」という仕組みでもいいのではないかと、
いまは考えています。
今後、状況に応じて、柔軟に考えるつもりです。
というわけで、予約なしで、健康保険証を持って、受付に来ていただきます。
そこで簡単な初診時の質問表を用意していますので、
書ける範囲で結構ですから、書いてください。
こちらをプリントアウトしてお持ちいただいても結構です。
初診シート詳細版2008-9-29
初診シート簡易版2008-9-29
USBメモリーで持ってきていただければ、そのまま電子カルテに取り込めますので、
それも結構です。
電子メールは個人情報の関係もあり、できません。
つらい時には何も用意しないでおいでください。
診察は、まず最初は現在の症状のことについてお尋ねします。
身体的診察や血液検査などは、クリニックモールの中に、
内科、整形外科などが入っていますので、お願いしています。
専門性を高める意味でも、診断精度を上げる意味でも、大切だと思います。
でも、必要な場合は、あまりありません。
必要かなと思われる人は、あらかじめ、内科などで検査は一通りすんでいるし、
そうでなくても、定期検診を受けています。
内科などで薬をもらっていて、それで治らないから来たという人が多いようです。
たいていのお薬は当院で処方できますから、いままで使っていた薬を継続することができます。
脳波、睡眠検査、脳MRIなどについては、必要に応じて紹介します。
入院施設はありませんので、これも紹介です。
いろいろな施設が豊富にあるので、
あえて自前で用意する必要もないのが実情です。
必要に応じて最適な施設を紹介しますということでも充分に意味があるのではないでしょうか。
当院自体は最小規模として、連携を重視する立場です。
結局、いきなり採血もしないし、心電図もしません。必要がないのです。
希望もしない余計なことをされない、これも一種の安心感ではないでしょうか。
2008年4月から一部制度の変更があり、
平日午後6-8時と土曜日12-8時のあいだは夜間休日加算となり、
三割負担の方で150円の割り増しになります。
お昼の時間に来ていただければ、空いていますし、150円安いというわけで、
好都合です。
○初診時から3-4回までの診察の内容
おおむね、次のようなことが知りたいと思っています。
患者さんとして分かることは書いてきていただけると助かります。
⇒ちょっと詳しい初診シートがこちらにありますので、コピーしてワープロで書いて
初診時に見せていただければよろしいかと思います。
初診シート詳細版2008-9-29
⇒簡略版はこちら。こちらでも充分です。
初診シート簡易版2008-9-29
1.主訴、始まりの時期、きっかけ
2.SDSやSRQ-D、HAM-Dを施行
3.悲哀……涙、将来に希望がない
4.億劫さ……能率低下、ミス
5.興味……新聞、ニュース、趣味
6.希死感
7.イライラ・精神運動抑制のどのあたりに位置するか
8.不安焦燥の程度
9.睡眠
10.食欲・体重・尿・お通じ
11.身体症状・月経・検診結果・既往歴
12.勤怠・職場の現状
13.つらいのは仕事内容か時間か対人関係か
14.性格傾向の概略について
15.家族状況、遺伝関係、生育歴、躁状態の時期があったか
16.全体の表出、表情、話し方、印象について記載
17.必要に応じて心理検査の計画
DSMを念頭において、チェックする。性格の軸、適応の軸についても確認する。
メランコリー親和型が典型であることを念頭において、その典型からの距離を測る。
統合失調症においても、性格障害においても、初老期認知症においても、
あるいはADHD、高次脳機能障害においても、うつ状態は見られるので、見逃さないように鑑別する。
薬剤は現在症状と基本性格を診て選択する。
イライラが強いか、意欲低下が強いか、が大まかな目安になる。
また、対人距離が近い人と遠い人とでは薬剤選択が異なる。
漢方薬を積極的に使う。
思考障害や能力低下が根本的に影響している場合があるので、
見逃さず、原因を特定する。いろいろな可能性がある。
○その後の治療
1.原因について整理
2.カウンセリングやお薬で治療、場合によっては制限勤務や休職
3.再発予防教育
4.家族教育
5.休職した場合には休職中の生活指導、復帰前のリハビリ、復職支援プログラム、職場との打ち合わせ、復帰後の仕事の内容、制限勤務の指示、職場の産業医・保健婦との情報共有
6.休職中の給与補償の書類(傷病手当金請求書、場合によってはハローワークに書類提出)
7.自立支援医療費制度、精神障害者保健福祉手帳、地域障害者職業センターの「リワーク支援」など活用できる制度や施設の利用検討
これらを順次考慮していくことになります。
○体質改善
http://www17.ocn.ne.jp/~ssn1121/2007/html2/abab.html
○イラストのページ
http://www17.ocn.ne.jp/~ssn1121/2007/html/imagepage2.htm
○イラストで見る認知療法
http://www17.ocn.ne.jp/~ssn1121/20070202-2.htm
○いろいろなチェックリスト
http://www.geocities.jp/ssn837555/selfcheck.html
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*****
2008-7-15
http://www.healthist.jp/index.html
ここはヤクルトによる健康ニュース
2008-6-29
ライフリンクのページ http://www.lifelink.or.jp/hp/link.html
ここに
▼今すぐ「助け」が欲しいとき ▼「借金」に困っているとき ▼「労災手続き」について知りたいとき ▼「遺族のつどい」について知りたいとき ▼世界の自殺対策関連組織 | ▼「いじめ」で困っているとき ▼「職場の悩み」を相談したいとき ▼「うつ病かも」と思ったら ▼行政窓口・統計資料など ▼ライフリンクの仲間たち |
http://www.kaimin.info/part/pdf/check.pdf
http://www.kaimin.info/part/pdf/techo.pdf
快眠推進倶楽部
http://www.kaimin.info/index.html
よいおやすみ.com
http://yoioyasumi.com/
●日本睡眠学会
睡眠に関する基礎知識、日本睡眠学会の活動、日本睡眠学会定期学術集会抄録、ニューズレターなど掲載。
http://jssr.jp/
●健康ネット
財団法人 健康・体力づくり事業財団のホームページ。
健康に暮らすためのヒント、健康チェックと診断、アドバイスなど、健康情報のメール配信サービスなど。
http://www.health-net.or.jp/
●NIKKEI いきいき健康
日経新聞の健康・医療・介護に関するサイト。健康ニュース、処方薬サーチ、全国医療機関ガイドなど。「いきいき大事典」では快眠法についての記事が紹介されている。
http://health.nikkei.co.jp/
▼「安眠で心身の疲れを吹き飛ばす」
http://health.nikkei.co.jp/mini/i010921_01.cfm
▼「快適な睡眠法」
http://health.nikkei.co.jp/mini/i010312_01.cfm
▼「よりよい睡眠を考える会」
http://health.nikkei.co.jp/fujisawa-suimin/index.html
●か・ら・だ/け・あ
読売新聞の医療介護のページ。読売新聞連載の「医療ルネサンス」「医療相談室」など。
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/
●healthクリック
NTTデータによる健康総合サイト。生活習慣病や身体の悩みなど健康に関するあらゆるトピックスを掲載。メールマガジンやフォーラム等も紹介。ヘルスケアライブラリの睡眠のコンテンツも充実している。
http://www.health.ne.jp/
▼「睡眠・寝不足」
http://www2.health.ne.jp/library/1400-15.html
● 健康@nifty
プロバイダーniftyによる健康関連情報を幅広く集めたサイト。くすり相談、オンライン健康診断のほか、インターネット医科大学では健康に関する無料医療相談もあり。
http://health.nifty.com/
● BIGLOBE健康
プロバイダーBIGLOBEによる健康情報サイト。「メディカル談話室」のバックナンバーで睡眠障害の克服法について4回シリーズで詳しく解説している。
http://health.biglobe.ne.jp/
▼「光で体内時計を整える~睡眠障害の克服法」
http://health.biglobe.ne.jp/md/colum03/item33.html
●So-net ウェルネス
プロバイダーSo-netによる健康な生活のための情報やサービスを紹介したサイト。ダイエット、ストレスチェック、リフレッシュ情報など生活に役立つコンテンツが充実。
http://www.so-net.ne.jp/wellness/
●花王 Good Sleep Japan
睡眠に関する科学的知識に基づくチャートやチェックシートに答えると、睡眠の質を高めるおやすみ前のリラックス法など快適な眠りをとるための幅広い情報が得られる。
http://www.kao.co.jp/gsj/
●睡眠障害相談室
眠りに関する悩みをもつ人たちのためのサイト。不眠、過眠、睡眠中の異常についての情報提供のほか、睡眠の悩みに関する相談も受け付けている。
http://homepage2.nifty.com/sleep/
●Suimin.net
睡眠の情報サイト。睡眠のQ&A、睡眠用語集、睡眠薬の正しい服用など、よりよい睡眠のための情報を提供している。
http://www.suimin.net/
●サイエンティフィック・ライブ ”サピエンス”
日経サイエンス社主催の科学フォーラム、サイエンティフィック・ライブ "サピエンス" の紹介。生活に関わりの深い科学がテーマにとりあげられている。
▼第13回「睡眠と夢のサイエンス ヒトはなぜ、夢を見るのだろうか?」
http://www.hitachi-hitec.com/about/library/sapiens/013/index.html
● LOFTY KAIMIN CHANNEL
寝装具メーカー ロフテーのサイト。ぐっすり眠るためのヒント、枕の選び方など。
http://www.lofty.co.jp/
● NHK健康ホームページ
NHK「きょうの健康」のホームページ。番組でとりあげられたテーマがわかりやすくまとめてあり、病名から情報を検索することができる。
http://www.nhk.or.jp/kenko/
●生活ほっとモーニング
NHKの番組「生活ほっとモーニング」のホームページ。暮らしに役立つ身近な情報がとりあげられている。
http://www.nhk.or.jp/hot/
● 香りの小瓶
資生堂の香りに関するサイト。「ぐっすり眠るための香り」など香りを日常で活用する方法などを紹介している。
http://www.shiseido.co.jp/s9802kor/html/text/index2.htm
●とっておきのハーブ生活
エスビー食品のハーブに関するサイト。ハーブの生活への取り入れ方、ハーブのガーデニング講座、またハーブを使ったレシピ、アロマテラピーなどを紹介。
http://www.sbfoods.co.jp/herbs/
●湯の国
生活の中でも「風呂」にスポットをあて、紹介しているサイト。有名人によるお風呂に関するコラム、バスタイムを有効に過ごすためのバスタイムプログラムなど。ぐっすり眠るための入浴のヒントもある。
http://www.yunokuni.com/
● 花王生活文化研究所
毎日の暮らしに役立つ生活情報。そうじ、洗たくなど家事に関するマメ知識、健康、美容、育児などにカテゴリ分けされたくらしのレシピ集がある。
http://www.kao.co.jp/LIFEI/
●KURASHI-Web
Panasonic hi-hoのサイト。旬の話題やトレンド、季節の情報から、ダイエット、育児、家事などの情報満載。健康に関するコラム、お風呂、アロマ、リラクゼーション情報で心の疲れを癒すコンテンツもあり。
http://kurashi.hi-ho.ne.jp/
●e-ESSE
扶桑社の雑誌「ESSE」のサイト。体においしいマメ知識では食材が体に与える影響、眠りにいい食材、メニューなどを紹介している。また健康レシピを月~金まで毎日メール配信してくれる。
http://www.e-esse.com/
●クロワッサンのホームページ
マガジンハウスの雑誌「クロワッサン」のサイト。健康、美容、暮らしなどのカテゴリ別にわかりやすく情報がまとめられている。
http://croissant.magazine.co.jp/
● シニア@毎日
毎日新聞社のシニア向け情報サイト。ニュースや生活情報など、これからのシニアライフのための情報が満載。毎日新聞の記事「知って得する暮らし百科」をまとめたもの、シニア世代と同じ視線での編集部記者による独自の取材記事など。
http://www.mainichi.co.jp/senior/
● 松下電工ダイナミックライフ
元気高齢者のために新しいライフスタイルを提案し、応援するサイト。
http://wwwt.mew.co.jp/wellness/club/dynamic/
● シニアライフ
中高年シニア世代がよりアクティブに、活発に、セカンドライフを送るためのコミュニティサイト。旅日記の投稿や川柳・エッセイ、デジカメでとった写真の投稿コーナーなど。
http://www.senior-life.ne.jp/
●ロハス・メディカル
http://www.lohasmedia.co.jp/
*****
メーカー系のサイトは、
内容としては、最大公約数・共通項を書くものですから、あまり違いはありません。
責任があれば、いい加減なことは言えなくなるわけです。
違いは、プレゼンテーションの仕方です。
個人クリニックから発信している情報と、上記で紹介したサイトを比較すると、
「個人で撮影したビデオ」と「テレビ局が作ったテレビ番組」の違いくらい、大きな違いがあります。
特に、マンガを入れたり、動画を組み込んだり、イラストの工夫があったり、
これは個人の趣味の範囲ではうまく行かないことが多いようです。
しかし一方で、お金をかけているということは、資金の出所があるわけで、
そちらの影響がどのくらいあるのかも、注意したいところです。
最近では、大企業並みのきれいなサイトを作ることもできないわけではないのですが、
作りこんでしまうと、あとが大変です。
気軽に更新できなくなってしまいます。
作りこんで、かつ、最新状態を保持するには、Web業者さんに頼めばいいのですが、
伝言ゲームのようになってしまい、
私の意図が伝わらないこともあります。結局、諦めたりします。
新橋駅前という場所柄か、
クリニックではWebデザイン関係やIT関係の方の相談も多いのですが、
Web管理の人たちがうつになってしまうくらい注文は多く、複雑で、わがままのようで、
そうした人たちの苦難もよく分かるだけに、
自分でできることなら、それですませようと思ってしまいます。
個人的にできることは、そうした「作品」について、さらに解説することでしょうか。
「NHKスペシャル」を個人で作るのは難しいけれど、
その作品について紹介し、感想を加えることで、理解が一層深まる、
そのような助けはできるのかもしれません。
*****
その後の追記2008-5-8
健康サラダ
http://www.k-salad.com/w/
■摂食障害支援グループの連絡先
★ミモザ 電話045・787・4329(火-土の10-17時)
ホームページ(http://www17.ocn.ne.jp/~mimoza/indexn.html)
★のびの会 電話045・787・0889
(相談は月・水の11-15時。患者家族のためのミーティングや勉強会も定期的に開催)
■各地の主な摂食障害自助グループ
★NABA(東京都世田谷区)
★かなりあしょっぷ(滋賀、京都、大阪で活動)
http://www.osk.3web.ne.jp/~irabuti/canary/
★ママラボ(大阪府高槻市。摂食障害を持つママ同士のグループ)
http://blog.goo.ne.jp/kimuki211
◆ LD関係書籍リストは以下のサイト。
全国LD親の会作成 http://www.normanet.ne.jp/~zenkokld/books.html
LD STATION 作成 http://www.amy.hi-ho.ne.jp/yamaokash/ldbook00.htm
日本LD学会の出版物 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jald/doc/doc-j/j10.html
Learning Disabilities Association of America (LDA) 作成 [洋書]
http://www.ldanatl.org/store/
*****
2008-6-6 追記
1.前提として、次のような統合失調症の病態を仮定する。それ以外の病態もあると思うので、それはまた別とする。
患者はもともと中脳辺縁系のドーパミン系システムに異常があり、幼少の頃から、ドーパミン放出量が過少であり、その結果、ドーパミンレセプターのアップレギュレーションが起こり、ドーパミンに対する過敏性を呈する。
そのような子供は孤独を好み、過剰な刺激から身を守り、静かに暮らしたいと志向する。
思春期まではそれでいいが、思春期になり、異性探索行動を始めると、突然ドーパミン過剰になる。
レセプターが増えていることもあり、smapg-time-delay-modelでいう、12.の経路が過剰に反応することになる。
自意識からよりも先に、自動機械からの反応が届くので、させられ体験、幻聴などを主とする、自我障害を経験することになる。
D2遮断剤により治療を開始すれば、増えていたレセプターはフタをされ、取りあえずは、ドーパミン系の量の調整ができて、症状は消えて正常に復する。
しかしこのときも個人の傾向として、依然として基底としてはドーパミンが不足の傾向にあるので、それを補償するためにレセプターのアップレギュレーションが生じる。
つまり、もともとレセプターが多かったものを、一部マスクしたら、レセプターがもっと増えてしまったということになる。
これはこれで一種の平衡状態と考えられるのであるが、
ここでまたさらに恋愛体験や新しい環境や友情などがあったとき、
つまり金、欲、メンツ、健康などの問題があったとき、
ドーパミンは容易に増加し、ここでまた華々しい陽性症状を呈することになる。
このように説明してくると、D2ブロッカーの使用は、レセプターを一時的に遮断して有効ではあるけれども、
長期的に見れば、レセプターをどんどん増加させる結果になっている。
だんだん薬が増えてしまういというのはこうした事情である。
増えた分のレセプターをふさぐために薬剤をさらに増量することが必要になる。
もともとレセプターがたとえば10あったところに薬をいれて3つのレセプターをマスクすれば、
有効レセプターは7になる。
生体は「これではいつものわたしではない、落ち着かない、
ドーパミンが不足だ、レセプターを10にして感度を上げたい」と思うので、
レセプターを新しく3つ増やす。
すると合計13となり、そのうち3個は薬剤でマスクされていて、有効なレセプターは10となる。
しかしこの状態では再びライフ・イベントがあって、ドパミンが急増したときには、
陽性症状が出てしまう。そのときは薬剤を増量して、生きている10のレセプターのうち3つをマスクして、7つにする。
一応状態の悪い時を脱すると、生体は有効7のレセプターでは不足と思うので、
新しく3つ追加して10に増やす。
この時点で合計16、有効10、マスク6である。
これでも、何かあったら過敏になっている。
コンブライアンス不良で薬をやめてしまったら、マスクしていた分の6が有効になるので、
16のレセプターが大きな刺激にさらされ、さらに華々しい陽性症状を呈する。
するとまた薬をいれて、マスクされるレセプターは増えて、全体レセプター量は増える。
以下同じ。
さてこの場合の対策は、実は、症状を抑えることではなくて、
レセプターを減らすことである。
もともと10であったレセプターを7に減らすことができれば、薬剤でマスクしなくてもよくなる。
レセプター7つでは、この人は活動が少ないので、ドーパミンの量とレセプターの量がマッチしないのだが、
ここでレセプター10に増やしてしまわないで、
レセプターは7で、ドーパミンを増やす生活を定着させればいい。
これが根本治療になるはずだ。
それには薬剤とタイミングを合わせて、デイケアまたは生活指導での負荷量を調整する必要がある。
薬剤でレセプターコントロール、
活動負荷でドーパミン量をコントロールする。
薬剤でレセプターをマスクして有効レセプターを減らすのではなく、
ドーパミンをふやした状態を継続して、
ダウンレギュレーションにより、
全体のレセプターを減らす。
そのためには
(1)過剰にレセプターをマスクしないこと。
(2)適度なドーパミン放出を維持する事。
しかしこれは刺激が大きすぎれば再発再燃につながるので細心の注意が必要である。
*****
繰り返しになるが説明する。
D2ブロッカーを使っている限り、レセプターは増える。
レセプターを減らす方法は、ドーパミンを少し多めにしてレゼプターのダウンレギュレーションを起こすことである。
つまり、薬剤を減量して、アクティブなレセプターを増やしておいて、
そこに日常活動により放出されたドーパミンがやや多めに出るようにして、
ダウンレギュレーションを狙う。
ドーパミンが多すぎれば陽性症状になってしまう、したがってそうならない範囲で調整する。
イメージとしては、薬を減らして、いまふさがっているレセプターの一個だけを薬の覆いをはがしてもらい、
その状態で活動を工夫し、ドパミンを増やし、覆いをはがした分の一個のドーパミンレセプターを消滅させる。
これを繰り返し、レセプター全量を減らす。
これを無防備に配慮なく行なうと、
薬を減らして、ドーパミン刺激を多くしているわけで、当然再発の危機がある。
しかし薬剤の適量を見定めた上で、
段階的に薬剤を減らし、ドーパミン負荷量を次第にあげ、
次第に全レセプターを減少させ、
ドーパミン対する過敏性がなくなったら、完治である。
薬剤調整と連動した生活指導は、このような理屈で行うのがひとつの方向である。
*****
要約すると、薬剤を減少させ、ドーパミンレセプターを1個だけ裸にし、
生活コントロールすることによりドーパミンを少しだけ増やし、
レセプター1個分のダウンレギュレーションを実現する。
これを繰り返し、ドーパミンレセプターを正常量まで戻す。
その途中で、幻覚妄想再燃の危険があるので慎重に行う。
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『こころの科学』 ネット社会とこころの悩みとDAM理論 今 忠 2009
英文 My Original Theory-1 DAM Theory in English (Depressive-Anankastic-Manic Cells Theory :Conprehensive biological theory for manic depressive disorder ,mood disorder and premorbid character traits) http://shinagawasn.blog.so-net.ne.jp/2011-10-18-1
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躁状態先行仮説:気分障害再考
http://shinagawasn.blog.so-net.ne.jp/2011-07-17-1
「統合失調症とうつ」
イメージ空間測定法
自我障害の話 smapg-time-delay model
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-04
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山内名誉教授の左右脳のお話
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-17
シンメトリーの話
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-23
その手前までの基本的な話
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2007-11-25-3
躁うつ病 smapg MAD-theory
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-04-23
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-13
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http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-19-5
統合失調症リハビリについて
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うつのリハビリについて
ドパミンレセプターとセロトニンレセプター
セロトニントランスポーターと幼児期別離体験と牛若丸
体質改善のメカニズム
ネット社会とこころの悩みとDAM理論
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2009-05-21
精神療法について
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山内教授のうつのお話
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うつの治療
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-06-05
種々の新型うつ病についての並列的概観
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-15
種々の新型うつ病と病前性格についての導入
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-15-1
ディスチミアの説明
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-28-3
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不安の病理と治療
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-19-4
認知療法的領域
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-19-3
自分ながらくどい、実際的な価値がない、空理空論という類である。
最近はこんなことをする暇ができたということで、無味無臭、無害ということでいいだろう。
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-25
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食べ吐き
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-28-7
嗜癖
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-30-1
感覚の能動性と脱能動性
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-30-3
中心感覚と辺縁感覚
http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2008-05-30-4
精神科専門医師募集
1.外来診察業務
2.品川勤務
3.休日、年俸相談
4.性別不問、年齢35歳から40歳くらいまで
5.精神保健指定医、精神神経学会認定医、必須
6.必要なものは情熱、コミュニケーション能力が高いこと
7.良い人生にしましょう
「手はどうですか? のばしてみてください。うごかせますか?」
ドッズ夫人は私の質問にややむっとしているようだった。「もちろん動きますよ」
「右手を使えますか?」
「ええ」
「左手はどうですか?」
「ええ、左手も使えます」
「両手とも同じくらいしっかりしていますか?」
「ええ、両手とも同じようにしっかりしてます」
さらに、ラマチャンドランはドッズ夫人が言っていることと視覚情報とが矛盾していることを指摘したらどう対処するかを調べます。(前にも書きましたように、疾病否認は半側空間無視を伴うことが多いので、ふだんは患者さんはその視覚情報自体を無視しています。そこで医師が無視している視覚情報に注意を向けるように患者さんを誘導したら何が起こるか、というわけです。)
「ドッズさん、右手で私の鼻をさわれますか?」
彼女は何の支障もなくそうした。
「左手で私の鼻をさわれますか?」
彼女の手は麻痺したままからだの前におかれていた。
「ええ、もちろんさわっていますよ」
「実際にさわっているのが自分で見えますか?」
「ええ見えます。先生の顔から1インチと離れていません」
ドッズ夫人は視覚情報よりも、自分の左手は動くという信念を重視し、その矛盾を作話によって対処しています。
私はもう一つだけ聞いてみることにした。「ドッズさん、手をたたけますか?」
彼女はあきらめたように辛抱強く答えた。「もちろんたたけます」
「たたいてもらえますか?」
ドッズ夫人は私の顔をちらっと見て、右手で手をたたく動作をした。体のまんなかあたりで想像の手とたたきあっているようなしぐさだった。
「いま手をたたいていますか?」
「ええ、たたいています」
このシーンからこの章の題名「片手が鳴る音」が付けられています。 白隠の公案の「隻手の音声」です。
この記述のほかにも、「今日は肩が痛いので左手を動かせない」という言い方で対処する例、麻痺している左手を自分の手と認めず、死体の腕がベッドの中に入っていると主張する患者さんの例などの記述があります。
この症例で重要なのは、視覚情報を凌駕するほどに、自分の腕は指令通りちゃんと動いている、という信念が強いということです。そしておそらくそれは、麻痺した腕に運動指令を出したにも関わらず、それが正しく実行されたというふうに内部でモニターしている機構が感受したことに基づいているのでしょう。視覚って他のモダリティよりもものすごい強烈なものだと一般的には考えられているわけですが、それがひっくり返るところに驚きがあります。(引用終り)
もっと有名な話では、
ブローカ野とウェルニッケ野の話があります。
ある患者さんは、人の言葉を聞いて理解できるのに、
「タン」としか言えなくなりました。
死後に解剖して見ると、現在運動性言語野=ブローカ野と呼ばれている部分に
梗塞が発生していることが分かりました。
もうひとつは、ウェルニッケ野と呼ばれていて、
感覚性言語野と言われています。
論理的に対称的に考えれば、
言葉は言えるけれども、言葉を聞いて理解はできない、音はよく聞こえる、
となるはずですが、
実際は、単語を発音できますが、意味がはっきりしなくなりますし、
字を書くことはできますが、意味を伝えることは難しくなるようです。
ですから、純粋に感覚性言語野というべきでもなくて、
何か総合した言語理解の機能があるようです。
これらの、ブローカ野やウェルニッケ野は優位半球だけにあるのです。
劣位半球の同じ部分が脳梗塞を起こしても、このような言語症状は
現れません。
脳外科の手術をするときに、優位半球のブローカ野やウェルニッケ野に
手術の影響が及んでしまうと、
後遺症として言語の傷害が残りますから、
かなり注意するわけです。
そこで、優位半球の見分け方がいろいろとあります。
左利きと言っても、優位半球は左である人も多いのです。
ですから、本当の優位半球はどちらで、ブローカ野とウェルニッケ野はどちらにあるかを
推定するわけです。
右利きの人で数%、
左利きの人で30~50%程度が
右半球に言語野をもつと言われています。
左利きの人は右半球が優位のことが多いように思われますが、、
多くても半分でしかありません。
総合的には90%以上の人では言語野は左半球にあるということになります。
つまり、言語の中心と運動の中心が
右利きの人はほぼ一致していて、左脳にあります。
一方、左利きの人は、運動の中心は右脳にあるわけですが、
言語の中心は左脳にある人が50~70%、
言語の中心も右脳にある人が30~50%というわけです。
左利きの人の50~70パーセントの人は
運動の中心と言語の中心が左右に別れていることになります。
ということは、その人たちは、言語活動と運動とをつなぐのに、
右と左を密接につなぐ必要があります。
どちらか片方の脳に集まっていれば、
場所が近いので、連絡はし易いわけです。
左右の脳をつなぐのが脳梁というものですが、
どちらかと言えば、女性の方が脳梁は発達していて、
左右の脳の連絡がいい傾向にあると
言われています。
個人差は大きいでしょうが。
もともと男性脳の方が大きく、
脳梁の絶対値には男女の差がないので、
あまり意味はないのではないかと言われてもいます。
脳は感覚/直感/イメージ、左脳は論理/分析/計算などと
大雑把に言われることがありますが、
そんな考えは頭が単純すぎるので、
どこか血管が詰まっているのでしょう。
感覚/直感/イメージは最も高度な部分では論理/分析/計算と見分けがつきません。
直感と論理が一致するというのが、頭がいいということです。統合された働きです。
これがズレているのが、頭が悪いということです。
私は直感は鋭いのよという場合、物事を論理的に考えられないような頭の悪さだと公言していることになります。
司会.
では左右半球があることの意義は、
二つの腎臓とはまた違ったことになりそうですね。
山内名誉教授.
そうです。わたしは優位半球に、自動機械=世界モデル1が存在し、
劣位半球に自意識=世界モデル2が存在すると、
大きく割り切って考えたらどうかと思います。
司会.
それはあんまりでは。
山内名誉教授.
DSMでの、統合失調症やうつ病についての大胆不敵な「割り切り」
から考えて、グローバル・スタンダードだと思うがなあ。
司会.
でも、それだと、言語と運動の分担はどうなりますか?
山内名誉教授.
運動は自動世界モデルに直結している。
猫でもラットでもそうだ。
たとえば、自転車にはじめて乗ったとき、とても集中して、
体のあちこちを調整する。だんだん慣れてくる。
ピアノを習い始めたとき、はじめはすごく意識的で、
そのうち指が自然に動くようになる。
これは、最初は自意識と自動機械と小脳が連動して動いている。
次第に自動機械と小脳が連動して、
自意識は別の事を考えていてもいいようになって来る。
ジャズピアニストは、今夜の密会の事を考えて楽しい気分になりながら、
悲しい別れの曲を弾くことだってできるわけだ。
司会.
そうですね。それは分かり易い。
でも、では、猫の劣位半球は何をしているのでしょうか。
山内名誉教授.
そうだね、自意識の萌芽のようなものがあるのだろう。
言語は最初から最後まで自意識と自動意識が共同して動いている。
場合によっては、意識せずにセリフが出て来ることがあるが、
それは役者とか職業的な場合が多いでしょう。
自意識からも自動機械からもイメージは湧いて来るが、
それを最終的に表出できるのは、自動機械側のイメージであることが多い。
司会.
なるほど、そうですね。
最終的な身体というか筋肉に直結しているのは優位半球の側だと。
山内名誉教授.
右手左手なら別々に動かせるが、
言葉を話す場合に、
優位半球と劣位半球の信号が別々だった場合、
やはり優位半球の側の信号をアウトプットすると思う。
司会.
口角の右と左で、笑いつつ、怒るということがあるでしょうかね。
山内名誉教授.
そうね、そんなことができれば、名優でしょう。
右利きで、左脳優位の人(右利きの大多数)は、左脳に自動機械があるはずですね。
左利きで右脳優位の人(左利きの多分半分以下)は、右脳に自動機械がはずです。
なぜなら、世界をコントロールするには、利き腕のほうが有利だからですね。
さて、そうだとして、感覚刺激は、少なくとも、優位半球、劣位半球、小脳に入力されていて、しかもそれぞれ、利き腕、反利き腕、両方に出力されているのだから、
それぞれに世界モデルができるはずで、世界モデル1.と世界モデル2.と小脳世界モデルと名づけておきましょう。
小脳世界モデルは、伊藤先生が問題にしたものですね。
世界モデルは、この「現実世界」のあり方をいわば「逆にした像」であるわけです。
たとえば、石をどの程度の力でどの方向に投げたら、あの鳥にぶつけて、
焼き鳥が食べられるかと考えます。
ついでにホッピーも欲しいですが、それは無理ですね。
つまり、世界の進行を予測するわけです。その予測が精密であればあるほど、
世界を生き伸びる率が高くなります。
予測の結果を確認するのは外部からの刺激を確認することによりますから、
感覚のモードと運動のモードで、現実世界を切り取って、
逆向きの姿を形成しているわけです。
世界モデルにとっては、S:刺激が入力で、R:反応が出力ですが、
外部世界にとっては、逆になっていて、
ここでいう、世界モデルからの出力R:反応が入力で、
S:刺激がぎゃくに現実世界の出力であるわけです。
その意味で、まさに世界モデルは外部世界を写し取っているわけです。
このときの現実世界とは、獲物になる鳥がある速度で飛んでいるという現実です。
それ以外の観察には興味がわかないかも知れませんし、そもそも人間はすべては感覚できないのです。
たとえば、歳をとってくると、耳の感覚が鈍くなってきて、限られた帯域の周波数しか聞こえなくなります。
非常に悲しい事ですが、そのような現実があります。
その限定の範囲内で、世界モデルを時々刻々と形成するわけです。
何のためかと言えば、未来の予測を精密にするためです。
司会.
なるほどよく分かります。まるで自分が書いているみたいです。
山内名誉教授.
さて考えてみれば、三つの世界モデルに入力される刺激はどれも同じです。
出すから、24時間一緒にいる八百屋さんのご夫婦みたいに、世界観は限りなく一致するはずです。
違う事を観察していないのですから。
運動出力は最終的に自動機械または小脳の役割ですが、
入力系については、どれも公平に、情報を共有しているはずです。
小脳世界モデルは、自動機械モデルの縮小版のようなもので、実際の運動機能遂行には大きな役割を果たしますが、
自意識と自動機械のずれ、つまり、自意識の病理については、あまり影響を与えないようです。
むしろ、自動機械からの出力を能率よく遂行する子分みたいなものでしょう。
さて、世界モデル1.と世界モデル2.は同じ入力に対して、ほぼ同じ判断をして出力します。
なぜなら、外界の反応という正解がいつでもあるわけですから、その正解にいつでも沿うように、
世界モデルを修正するからです。
脳に異常がなければ、世界モデル1.と世界モデル2.は限りなく一致するはずです。
入力が同じに決まっていますし、出力が違ったら、修正するようになっているのですから。
ここで考えて見ると、修正のためには、まず比較、訂正、検証のプロセスが必要であることが分かります。
比較は、世界モデル1.と2.の比較ではありません。それが意識的にできていれば、病気にもならず、
良い適応を示すことでしょう。世界モデル1.と2.のずれはなくなるだろうと考えられます。1.と2.のずれが病気をひきおこします。
世界モデル1.と現実世界の比較、これは直接にできます。
世界モデル2.と現実世界の比較は、2.からの反応と1.からの反応を比較する事によって可能になります。
世界モデル2.は直接外部世界からのフィードバックを受けていないのです。
その意味で、世界モデル1.よりも厳密でない、自由である、幅が許される、プロセスの厳密さが要求されない、飛躍を許される。そうした特性があるでしよう。
もちろん、世界モデル2.からの反応を世界モデル1に入力して、そのことで世界モデル1.に外界をテストしてもらうことはできます。それがうまく行けば、世界モデル1.もそのモデルを取りいれるでしよう。
そんな具合で、世界モデル1.と世界モデル2.とは、ほとんどおなじ事を体験しながら、出力の仕方が異なるために、多少のズレが発生します。
もちろん、多少は世界モデル2.の方が空想的であり、多様なシミュレーションを展開することになります。
司会.
さて、そのように見て来ると、
優位脳=自動機械=利き腕運動機能=外部世界のより精密な世界モデル
劣位脳=自意識=多様なシミュレーションに適したモデル
としていいようですね、
(利き腕側)運動の中枢と言語の中枢とが一致している場合はと、左右で別れている場合がありますが?
山内名誉教授.
それは言語の運動野とか言語の感覚野というだけのものだろう。
現実に似たようにものが二つあり、
理論の要請としても二つあると言うのなら、対応させたいと思うのが素朴な直感じゃないか。
司会.
いずれ実験で、というわけですね。
山内教授.
さてそこでやっとこの図を見ていただきたい。
簡単版
つまり、感覚入力があったときに、世界モデル1.=自動機械と世界モデル2.=自意識は、
それぞれに出力をします。
そしてそれは今までの人生の総和だから、あまり大きくずれることはないはずでしょう。
ズレがあったとしても実用的には問題のないズレであるはずです。病気以外は。
ただ、その結果が「判定部位に」到着するときの、早い遅いがあるはずです。
実際に早い遅いというより、どのように調整するかということなのですが。
それは身体の各所からの感覚刺激が、実際には時間差があるはずなのに、
同時の時間体験として感じられることがヒントになります。
そのような時間調整があるのだと思います。
そしてここで自我の能動感が発生します。
自我の能動感は本質的に重要で、
これが失われることの違和感に深く悩みます。
しかし患者さんは自分の内部で起こっている事を
ラマチャンドランのような天才的な洞察で語ることが出来るわけではありません。
誰にとっても、見慣れない風景なのです。
たとえば、海外に出掛けて、思いもかけないすばらしい光景に出会い、それを
手紙に書くとか電話するとかして、
どんな言葉がふさわしいものか、困ったことはありませんか?
体験を伝える共有のダイレクトな言葉はないのです。
多くはたとえ話になります。
それがさせられ体験や幻聴です。
判定部分に、自意識側の信号が一瞬早く入り、
その後で自動機械からの信号が入ったときには、当然、
能動感が生じます。
それが体験の普通の構造です。
そのように調整されているのです。
自意識側の反応があまりにも早く到着したときには、
「わたしには未来が次々に分かる」「予知能力がある」「私にはずべてが見える」などと言い始めることもあります。
これは時間調整部分にすこし不具合があるのです。
次に、自意識からの信号と自動機械からの信号がほぼ同時であった場合、
能動感は薄れ、自生思考に似た感覚となります。
そのような言葉で呼んでいます。
さらに自意識からのアウトプットの到着が遅れて、
自動機械からの信号の方が早く到着するようになると、
させられ体験になります。
これらのプロセスは移行するものであり連続するものです。
時間調整部分は細かく調整しているはずです。
これが自我障害と言われるもので、統合失調症の初期によく見られることが分かっています。
しかし、これが統合失調症の病理の本質とは思えません。
なぜあのような崩壊性の病理が発展するのか不明です。
また、最近の軽症化についても不明です。
軽症化した場合には、崩壊性の病理を呈しません。
その場合に何病と呼ぶべきなのか、問題があります。
統合失調症の軽症型、プロセス頓挫型というべきなのか、
別のことなのか、あるいは薬剤が効いているのか。
一言すれば、時代と共に変化しつつある、
軽症化の部分については、
病理の根本とは関係のない、
反応性の部分であり、
ここから見えて来るのは、現代という社会の一面であろうと思います。
その意味では、精神病理学は社会病理学の一方法となるわけです。
しかし時代によって変わらない、統合失調症の崩壊性病理の本質、
それ何であるか、まだ分からないのが現状です。
目で見て分かる変化があるわけでもないし、
血液検査をしても変化が出ませんので、
方法論として別の革新が必要なのだろうと思います。