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メランコリータイプの根底にある誇大感

メランコリータイプの根底にある誇大感
という表現があり、
現象としては正しいと思う。

解きほぐして言えば、次のようなる。

誇大感の強いものはmではなくMである。
MaDまたはMADで始まったManieは
M成分が停止して、
maDまたはmADになるのであって、
その時点を観察すれば、
メランコリー型になるのである。

うつにつながるメランコリー型は、
一時的にせよ、
MまたはAのスパートがあるのであって、
それを観察していれば、
根底に誇大感があるというのは正しい。
あるいは
根底に強迫性があるとの観察も正しいだろう。

その原初のタイプを執着気質と表現してもいいし、
メランコリータイプの誇大感の強いものと表現してもいいし、いずれにしても連続している。

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フラッシュ・バックのコントロール

フラッシュ・バックこそは
強い不適切な学習の証拠である。
強力に消去すべきである。

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時代による見立ての変化 てんかん成分

診察室や入院病棟で
攻撃的、不安定、敵意多く、イライラ、嘘をついたり他人を操作したり、
いろんな場合があり、
それぞれで異なる。

時代によって
ヒステリーだと言い、
抑うつ神経症、境界性人格障害、躁うつ病、薬剤による脱抑制、薬剤によるアクティベーション、
などと言ったりして、
明らかに流行がある。

それはそれで考察の対象になる。

しかし、本質としては、
1.世界モデルがズレているもの、すなわち、人格障害。
2.Manic成分の過剰、即ち、躁状態。
3.反応性のもの、拘禁反応を含む、治療構造に対する反応。1.や2.がある場合、反応も複雑に修飾される。
4.薬剤の影響。この上に1.2.3.が乗る。

これらが起こっているのであって、
目の前で何が起こっているのか、
解きほぐす必要がある。

5.てんかん成分の混入

最近はてんかん成分を考えている。
てんかんの薬を気分安定薬としてやたらに使うようになって、
てんかんの薬がなぜか効くのではなくて、
てんかんだからてんかんの薬が効くのだという可能性がないか考えている。

フロイトはキリスト教をはじめ宗教を集団神経症と呼んだわけだが、
現代のドバイの熱狂は、わたしには、集団てんかん発作に見える。

*****
ヒステリーの患者さんが、
主治医が引退したら患者も辞めて、
症状がすっかり治ったのは、
教訓になる話。
本当かどうかは知らない。

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SSRIと射精遅延とactivation syndrome

SSRIでは射精遅延が起こることが分かっていて、
副作用の一つではあるが、
むしろ早漏の治療に役立っている。

SSRIではactivation syndromeが言われていて、
イライラしたり怒りっぽくなっていたりする。
うつ病そのものでもかなりイライラするし怒りっぽくなったりして、
そのあたりを指して焦燥感とか言われたりするので、
薬のせいばかりとも言えない。
SSRIでうつのフェイズが一段異なったものになり、
焦燥感が強くなっているのかも知れず、
それは治癒の一過程かもしれない。

考えてみれば、
射精遅延していつまでも遅延していればイライラしたりもするだろうと思い、
脳や身体各所で「遅延」が起こっていれば、
それはイライラするし、怒りたくもなるだろうなと想像する。

関係あるのかどうかはっきりしないが
連想はできる。

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ジャーナリスティックな心理チェックリストのページ

http://www.kyosai-cc.or.jp/health/mental/index.html
なかなかきれいにまとまっている

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